世界地理シリーズのアイルランド編です。
1、アイルランドとは?



アイルランド共和国は、アイルランド島の大部分を領土にする共和国です。
- 首都は、ダブリン
- 人口は、450万人と少ない。
- 一人当たりのGDPは、約4万ドル。豊かな国です。
- 第一公用語はアイルランド語ですが、英語の方が通じます。
- イギリスが長い間、宗主国でした。
2、アイルランドの自然



アイルランドの気候は、西岸海洋性気候です。暖流の北大西洋海流が流れ、偏西風が吹いています。その結果、一年中、安定した気温と降水があります。
また、山が少なく、基本的に平地です。一方で、お隣のイギリスは北部や西部に山があります。
3、アイルランドの国際環境



(1) 宗教はカトリック
アイルランドの宗教はカトリックです。カトリックは、ローマ教皇をトップとする教会組織の指導下にあります。
イギリス領の北アイルランドは、プロテスタントで別宗派です。
(2) イギリスとの関係
1171年から1947年まで、イギリスから植民地として扱われていました。イギリスからの入植が進んだ北アイルランドは、現在もイギリス領になっています。
20世紀後半のイギリスでは、北アイルランド問題を原因とするテロ攻撃が何度もありました。
イギリスへの国民感情は、そんなによくないです。
コラム:アイルランド人とイギリス人の歌
エドシーランの『ゴールウェイ・ガール』(2017)は、イギリス人(男)とアイルランド人(女)の恋の歌です。微妙な両国の間で生まれた恋を歌っています。
(3) アメリカ合衆国への移民
1845〜49年にジャガイモ飢饉が発生し、一説によると800万人のうち100万人が死亡。200万人が国外へ移住するという悲惨な出来事が起こりました。
このとき、アメリカ合衆国への多くのアイルランド人が渡航しました。
このため、アメリカ合衆国には4000万人のアイルランド系移民の子孫がいるそうです。
4、アイルランドの歴史
歴史についてはこちらをご覧ください。