校則のない超進学校・麻布。自由な校風と3つの不文律

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 「てれすこーぷ。from 東大」管理人のしまうまです。今日は300人中100人弱が東大に受かる知る人ぞ知る超進学校・麻布学園の噂の真相に迫りたいと思います。

 「校則がない」「ネタとしか思えない3つの不文律がある」という噂です。

 この記事ではこの噂の真偽を確かめた上で、具体的にどんな学校生活が送られているのか卑近な例を出して解説したいと思います。

1、麻布に校則はあるのか問題

 さて、第一の噂である「麻布に校則はない」ですが、結論から言うと麻布中・高ともに校則はありません。

 普通に考えると、進学校ほどガリ勉させるためにガチガチに縛りつけると思いがちです。しかし、進学校は放っておいても生徒が大学受験で成果をあげるので、むしろ自由なんですよね。

 このために自由を校風とする進学校は結構あります。筑駒・開成・灘もその例です。

 それでは麻布における校則なしは学校生活にどんな自由を与えるのでしょうか?

2、自由な学校生活の実態

 もちろん校則がないことは学校生活に大きな自由を与えます。ここでは服装、髪型、外出について見ていきましょう。

(1)服装の自由

 まず第一あげられるのが服装の自由です。校則がないのでそもそも制服がありません。ですので私服登校せざるを得ません。

 ご存知の通り、服には「まともな人間かどうか」「男/女/その他としてイケてるかイケてないか」を示す社会的機能があります。

 麻布にはまともな人間も女子生徒もいないので、だいたいの麻布生はファッションに無頓着でオシャレじゃないのです。

 おそらくママに買ってもらっただろう服を、ダサく着こなして登校しています。

 日比谷線に私服の中高生が通学時間帯に乗ってたら麻布生と丸わかりです。

(2)髪型の自由

 次は髪型の自由についてです。校則がないので髪型や髪色は自由に選べます。実際に麻布生はこの自由を謳歌していて、文化祭にいけば茶髪や金髪の麻布生をたくさん見ることができます。

 もっといえばそれは序の口です。オレンジに緑、赤に青、ドレッドにフィギュア・エクステなどそれはもういろんな髪型の人がうじゃうじゃいます。

 「あれ?さっき麻布生はオシャレじゃないって言わなかったっけ?」と思われたあなた、いいご指摘です。

 一見するとオシャレな髪型かもしれません。しかし、これは美意識の追求のあらわれではありません。

 実はコレは、頭の良さで差別化できない環境で、「個性的な麻布生らしさ」というアイデンティティをかけた涙ぐましい努力なのです。

 ですので、「一般人ぽい」茶髪は中途半端でバカにされます。

 いわば、麻布生の髪染めは女子の目を引くためのクジャク的求愛行動じゃなくて、生き残りをかけたガラパゴス的突然変異なんですよね。

 だから、女子高生・女子中学生たち、麻布生の髪の毛見て「チャラい」って思うのはちと違いますよ。

(3) 外出の自由

 3つ目は外出の自由についてです。外出はおもてだっては推奨されてませんが、校門は早朝に開いたら閉門時間まで開放されてます。よって、実質的にボーダレスです。

 さて、麻布は東京のど真ん中です。少し歩けば、いろいろあります。

 本を読みたい?それなら国内最大級200万冊の蔵書を誇る都立中央図書館へどうぞ

 受験勉強に疲れたので空コマで遊びたい?卓球やバスケやボードゲームがタダでできる麻布子ども中高生プラザへどうぞ

 自然に触れたい?皇族の方の庭園だった有栖川公園に池や森がありますよ

 学食は飽きたって?すぐ教室に帰って来たいならファミマかな。定番は広尾駅前の油そばだよ。遠出するなら六本木に色々あるね。マック、サイゼリヤ、天下一品とかどう?

 これらにパパッと行くことができます。

 ちなみに近くのファミマですが、昔はサークルKサンクスという名前でして、そのチェーン店の中では全国有数の売上を誇っていたそうです。

 校門が開放されているために、逆に出前のラーメン屋なども入校するそうです(ただ、これは相当レアケースで私も噂でしか聞いたことないです。)

 このように麻布合衆国は関税障壁/非関税障壁のない自由貿易国として地域経済にも貢献しています。

 ただ、「麻布の常識は世間の非常識」と誇らしげにいうような民度のカケラもない人たちですので、小規模紛争が絶えません。

 そんなわけで校長先生は毎日火消しに追われているそうです。ちなみにこの校長先生は非常に立派な校長先生でして、インタビュー記事をときどき読ませていただくのですが素晴らしいことをおっしゃります。

 また私がノロウィルスで倒れているところに駆け寄り、「大丈夫か」と背中をさすってくださったことは一生忘れません。

3、ネタとしか思えない3つの不文律

 ただ、そんな自由な麻布にも3つほど有名な不文律があります。

 これは校則じゃないので不文律です。

(1) 賭け麻雀の禁止

 一つ目は賭け麻雀の禁止です。昔、これで借金を抱えて退学になった方がいたそうで、それから禁止になったようです。

 若者の麻雀離れの話はよく聞きますが、麻布には少数派ながら無視できない数の麻雀プレイヤーが生息しています。

 トランプカードを贅沢に4セットつかって、4人が囲んでる机があれば、それは即席の雀卓です。

(2)授業中の出前の禁止

 2つ目は授業中の出前の禁止です。詳しい経緯は知りませんが、多分授業中に出前を取られて先生がキレたんでしょう。

 どこかで出前が禁止になる前の話を聞いたことがあります。

 むかしむかしある麻布生は授業中に出前ラーメンを取ったそうです。

 ラーメンはちゃんと教室に届き、生徒は拍手喝采です。

 これをみた先生はたいそうご立腹されました。

 先生は生徒からラーメンを取り上げて、説教をはじめました。

 けれども先生は意外と早く説教をやめたのです。ほっとする生徒一同ですが、先生は一言言いました。

 「君に罰を与える」

 すると、先生はまだ伸びきってないラーメンを食べてしまったそうです。(終わり)

(3)鉄ゲタの禁止

 最後は1番意味わからない不文律です。麻布学園で鉄ゲタを履くことは許されません。

 これは大正時代に作られた由緒正しい石造りの床が破壊されるのを防ぐためです。

 禁止のきっかけはマンガのキャラを真似てホントに鉄ゲタを履いてきた生徒がいたことのようです。

4、おわりに 自由の校風

 はじめに述べたように自由を校風とする進学校は多いです。

 一つ麻布に特徴なところをあげるなら、髪色を派手に染める文化が完全に定着していることですね。見てみたい方は文化祭に行ってみるといいと思います。

 もちろん、髪を染めるのがホントに個性と言えるのか?量産型麻布生に堕していないか?という自己批判もあります。

 このように表面的な自由の中で、素っ裸な自分がどのような個性を発揮するのか思い悩むのが麻布生らしさだと思います。

 「麻布生らしさ」は陽キャ・陰キャという表面的な枠組みでは捉えられない概念なのです。

 翻って、いまの中学受験界で麻布はどうみられているのでしょうか。近年は保護者の安定志向の高まりにより、面倒見のいい学校の人気が上がっているようです。

 それに社会は変わりつつあるので手放しに伝統校を評価できない状況で、麻布にとっては逆風です。

 そんなわけで麻布は「人気凋落」と書かれたりします。

 しかし、麻布はそんなにやわな学校ではありません。麻布のちょっとした自慢は1940年代から東大合格者TOP10から外れたことがない唯一の学校ということです。

 もちろん、私のように大したことない人間も多数輩出しますし、明らかにすべての男の子が通うべきいい学校でもありません。

 ただ、個性をのばすための自由と、頭のいい同輩のそろった麻布学園は、理論的には理想的環境と言えないでしょうか?

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