イギリスの歴史まとめ/ 年表と地図でばっちり

 現役東大生のしまうまです。

 ここではイギリス史を、高校世界史の範囲でわかりやすくまとめました。

 地図もつけたので、ぱっぱとイギリス史を概観できます。

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1、古代:ローマによる支配

ローマによる支配
  • 紀元前9世紀
    ケルト人の侵入

     イギリスの先住民族がやってきます。

  • 紀元前55年
    ローマ軍の侵入

     当時、地中海を支配する大帝国へと変貌を遂げつつあったローマがドーバー海峡を渡ってやってきました。

     ちなみに、ローマ軍の将軍は「ユリウス・カエサル」。

  • 44年
    ローマ属州ブリタンニア

     ローマの軍門に下ります。この時に、ロンディニウム(現・ロンドン)が建設されます。

     「世界史の勉強」と考えると感覚が麻痺してしまいますが、イタリアがイギリスを支配していたと考えると、かなり衝撃的です。

  • 409年
    ブリタンニア属州の放棄
    ローマ帝国の東西分裂

    ゲルマン民族の攻撃で弱ったローマ帝国はブリタンニア属州を放棄します。

2、中世:七王国時代

分裂から統一へ
  • 5世紀
    七王国(ヘプターキー)

     ゲルマン人の一派のアングロサクソン人が七王国を築きました。

  • 598年
    キリスト教の(正式な)伝来
    12世紀に建てられたカンタベリ大聖堂

     イギリスへのキリスト教布教がなされました。中心地がカンタベリで、今のイギリス国教会の総本山になってます。

  • 827年
    エグバードのイングランド統一

     七王国のウェセックス王エグバードが、イングランドを統一します。

  • 900年ごろ
    アルフレッド大王

     アルフレッド大王は、デーン人と呼ばれる海賊集団から、ロンドンを奪還。デーン人の侵攻を阻止しました。

3、中世:ノルマン朝とプランタジネット朝

フランス出身者による支配
  • 1066年
    ノルマン=コンクウェスト

     フランスのノルマンディ公ウィリアムがイングランドを征服します。これをノルマン=コンクウェストと言います。

     もし日本なら、中国人か韓国人が京都を攻め落とし、宮中で中国語か韓国語が使われるようになったことに相当します。

  • 1066年〜
    ノルマン朝
    ノルマン朝

     ノルマン朝が成立。イングランドを統一します。

  • 1154年〜
    プランタジネット朝
    プランタジネット朝・アンジュー帝国

     1154年、ノルマン朝が断絶すると、アンジュー伯アンリがプランタジネット朝を創始しました。

     アンリはフランスにも広大な領土を持っていたので、アンジュー帝国とも言ったりします。

  • 11世紀末
    オックスフォード大学
    オックスフォード大学

     イギリスのトップ大学はオックスフォード大学とケンブリッジ大学(通称・オックスブリッジ)ですが、11世紀末にはすでに誕生しています。

  • 1215年
    マグナ=カルタ

     王の失政に対し、貴族は国王の権力を抑える「マグナ=カルタ」を認めさせました。

     マグナ=カルタは、国の権力を憲法で抑制する「立憲主義」の考え方の始まりとみなされていて、イギリス人の誇りです。

  • 1282年
    ウェールズの征服

     エドワード1世はウェールズを征服。以後、ウェールズはイングランドにくっつきます。

  • 1337~1453年
    英仏百年戦争

     イングランド王は、アンジュー伯でもあります。ですから、

    フランス王「家臣のクセに」

    イングランド王目線「俺らは対等だろ?」

    となるわけです。この対立は多くの戦争を生みました。決着は英仏百年戦争でつきました。

     イングランドは敗北。大陸領を失い、見慣れた英仏国境がやっと形成されました。

4、近世:テューダー朝

  • 1455〜85年
    バラ戦争

     家紋が紅バラのランカスター家、白バラのヨーク家の王位継承権争い。

     ちなみに、1467~77年、日本では応仁の乱が勃発してます。

  • 1485年〜
    テューダー朝

     ヘンリ7世がテューダー朝が創始します。テューダー朝は絶対王政を築きます。

    クレーフェ『1531年のヘンリ8世』、1531年

     というのも、2代目ヘンリ8世は、カトリックと決別。ローマ教皇ではなく、王に従うイギリス国教会を創設することで王権を強化したからです。

  • 1600年
    東インド貿易会社

     エリザベス1世が海外進出を目指して、東インド貿易会社を設立します。

  • 1603年
    エリザベス女王の死

     エリザベス女王は結婚しなかったため、テューダー朝は断絶しました。結婚してないので、処女王と呼ばれました。

     ちなみに、米国ヴァージニア州は、エリザベス女王の愛人が献上した植民地が由来です。

5、近世:ステュアート朝と革命

  • 1603年〜
    ステュアート朝
    イギリスの歴史 ステュアート朝の地図

     テューダー朝が断絶したのを受けて、スコットランド王家がイングランド王家を兼任しました。同君連合の成立です。

    スコットランドの首都エディンバラ

     ちなみに、スコットランドの首都エディンバラはめちゃめちゃ中世ヨーロッパ感のある街です。

  • 1642〜60年
    ピューリタン革命

     国王と地方領主の宗教的経済的な対立から革命が勃発します。

     ただし、国政が混乱したので結局、王が戻ってきます。

  • 1688年
    名誉革命

     宗教上の対立から王が廃位されます。「権利の章典」という法律が生まれした。

     国王の権力を抑制し、議会に権力を集めるのです。立憲君主制の誕生です。

  • 1707年
    グレートブリテン王国の成立
    イギリスの歴史 スコットランド合同 アイルランド併合 地図

     アン女王のとき、スコットランドとイングランドが統合され、グレートブリテン王国が成立します。

     アイルランドが併合されるのは1801年です。

6、近代:大英帝国

  • 1689~1815年
    英仏植民地戦争

     イギリスとフランスが植民地を拡大。ヨーロッパで、ヨーロッパ外で、戦争しました。第二次英仏百年戦争ともいわれます。

     結果、イギリスはヨーロッパ外に勢力を拡大。大英帝国を建設するのです。

  • 1700年代中盤
    イギリス産業革命

     人の手で生産していた生産形態が、機械を用いた生産形態に移行。結果、生産効率が爆発的に増大します。

     こうして、イギリスは「世界の工場」へと変貌を遂げました。

  • 大英帝国の威容
    イギリスの歴史 大英帝国の植民地 地図

     強力な海軍力と経済力で持って全世界に支配権を広げました。これが「大英帝国」です。

     大英帝国はインド・中国を毒牙にかけ、アメリカ合衆国という落し子を生みました。

7、現代:帝国の落日

  • 1870年代
    帝国主義の時代へ

     世界で産業革命が進展。ヨーロッパ・アメリカ・日本らの植民地獲得競争の時代になります。帝国主義の時代です。

  • 1914~18年
    第一次世界大戦

    バルカン半島の民族問題を火種で、ヨーロッパ全土を巻き込んだ戦争が勃発。

     さらに、植民地を巻き込んだ世界大戦へと発展した結果、インドやエジプトやアイルランドで独立運動が盛り上がります。

  • 1927年
    アイルランド独立
    イギリスの歴史 グレートブリテン島及び北アイルランド連合王国


     1927年、アイルランドが独立しました。ただし、このとき、宗教的にイギリスと同じ北アイルランドは残留しました。

  • 1939〜45年
    第二次世界大戦

     ヒトラー率いるドイツが再びヨーロッパに侵攻。第一次世界大戦と異なり、フランスが陥ち、ドーバー海峡が前線になりました。

     勝利するも、大英帝国として覇権を握っていた頃の力はもうなくなっていました。

     1947年のインド独立を機に、各地の植民地が独立。大英帝国は瓦解しました。

  • 現在
    イギリスの今

     イギリスは植民地は失いましたが、情報網・金融力・科学研究力に優れ、存在感は健在です。

     また、彼らの母国語が全世界で通じるのは非常に羨ましい限りです。

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世界の歴史 西洋史
交流スペース(感想など!)
まれびと114157
どこにありますか?
しまうま
114157さん、発表うまくいって何よりでございます。アメリカ史はこちらにございます。「https://info-zebra.com/usa-history/」
しまうま
[富の偏在]世界と日本における経済格差に関する新記事を公開しました。ぜひご一読ください!https://info-zebra.com/wealth-share-2020/
読者127642
読者127642
社会における学校の役割って何でしょうか
読者127642
レポートにまとめないといけないのですが、序論から思いつきません(´;ω;`)
しまうま
127642さん、コメントありがとうございます。最重要な視点は「⓪親はなぜ十分な教育を子供に与えることができないのか?」という問いです。すぐに思いつく答えは「⓪親は質の高い教育ができないから」ですが、「①昔のように家を継ぐ場合」はそんなことないですし、「②できなければ家庭教師をつければいい」のです。
しまうま
となると、①から「①現在は高度な産業社会で職業の自由があること(需要)」、②から「大人数で教育することで費用を分担する(供給)」という存在理由が見えてきます。
しまうま
しかし、なら私立学校で十分です。公立学校の存在意義を考えるには、「③教育の効果を親が過小評価しがちなので「賢い政府」が適切な教育を施す必要がある(効率性)」「④教育の効果を把握していても貧しい親は教育費用を負担できず不公平が生まれる(公平性)」というのも大きな理由です。
しまうま
とはいえ、一番書きやすいのは①でしょう。近代化による産業の高度化、公教育の開始などについて調べてみてはいかがでしょうか?
読者127642
返事がいただけるとは思ってなかったです(´;ω;`)ありがとうございます!ちなみに、先生から出されたテーマがその社会における学校の位置づけ あるいは 学校の中で生活することが個々人にとってどのように機能しているか なんですが、そのテーマから問題を探すんですか(@_@。? レポートを書くのが初めてで何もわからなくてすみません(;_;)
しまうま
いえいえ、コメントいただけると嬉しいので笑 前者のテーマでは学歴社会・産業社会・文化の継承、後者は青春の思い出・人格形成・社会人になる準備みたいな視点がぱっと思い浮かびますね。1〜2枚程度の軽いレポートでしたら割と適当に書いてよいと思います。
読者127642
1~2枚くらいでいいんですが、軽く適当にがわからなくて(´;ω;`)
しまうま
図書館の「教育」のコーナーに行って、2〜3冊くらい借りて読んでみてください。それで論点と理屈と結論が思い浮かんだら、それをレポートに書きましょう。根拠として本や統計の引用をして参考文献録をつけたらレポートの完成です。
読者127642
ありがとうございます!明日学校の図書室に行って本調べてみます(#^^#)
読者127642
しまうまさんみたいにレポートの達人になりたい…
しまうま
ちなみに大学1年生ですか?
読者127642
専門学校1年生です
しまうま
そうなんですね!慣れないレポートで大変かと思いますが、頑張ってくださいねd(^_^o)
読者127642
単位のために!これからも出るであろうレポートと仲良くなるために頑張ります!このサイト作ってくれてありがとうございます(#^^#)
読者134565
TENETの解説わかりやすかったです
しまうま
134565さん、ありがとうございます!
読者147170
うえーい
読者147784
むっずかしい
読者149700
敵があった銃弾の行方だけ分かっていないんですよね。敵の撃った銃弾は後ろ歩きしていったニールに張り付いていたことになるのでしょうか?
しまうま
149700さん、ありがとうございます。ニールは生きていますから、銃弾は貫通してドアに刺さっているはずですというのが答えになると思います。しかし、この問いはテネットの抱える矛盾の一つです。ドアが作られた時に銃弾も一緒に作られていることになるからです。同じような例が高速道路のカーチェイスにあります。ドアのミラーから銃弾が「抜かれる」ようなシーンがありますが、自動車工場でミラーに銃弾を埋め込んで製造したことになります。これは明らかにおかしいです
読者150373
回答ありがとうございます.ニールが庇ったところから貫通していたとすると主人公に結果当たってしまうのではないかといったところも気になりましたが,やはり多少の矛盾は出てきてしまうのは避けられないのかもしれませんね.事象としては理解できました.ありがとうございます.
しまうま
いえいえ、こちらこそコメントありがとうございました!
読者155126
てすと
読者155263
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