英雄カエサルの名言3選/賽は投げられた

カエサル 名言 雑記ブログ

古代ローマの英雄カエサルの名言3選。

学べる点から時代背景まで徹底解説。

0. カエサルとは何者か?

 ユリウス=カエサル紀元前100年7月12日にローマに生まれた英雄。その業績は現代にもとどろく。

  • 共和政ローマを終わらせ、ローマ帝国を築いた
  • 皇帝を示す「Emperor」は、カエサルの役職「インペラトール」に由来
  • 7月を示す「July」は、ユリウス=カエサルの「ユリウス」が由来

 新時代を切り開いたカエサルの名言の世界へ、どうぞ

1. 名言①:賽は投げられた

勇気

  • 現状を直視し、真正面から闘うべきときもある

 さいとはサイコロのこと。カエサルが国法を犯してルビコン川を渡るときに言った言葉。

物語:元老院との戦い

 紀元前49年強大な軍を持つカエサル危機感を強めた元老院が、カエサル派をローマから追い出した。カエサルは遠征先ガリアから本国イタリアに急行する。

 目の前には「軍をひきいて渡ってならない」とされるルビコン川。カエサルは国法を守るか、ローマに進軍するか悩む。

 しかし、カエサルは決断する。

 「ここを越えれば、人間世界の悲惨。越えなければ、わが破滅。

進もう、神々の待つところへ、われわれを侮辱した敵の待つところへ、賽は投げられた」

 カエサルは全軍に命じてルビコン川を渡るのである。

2. 名言②:何が望みか?退役を許す

明快さ

  • 明快な言動で、駆け引きを黙らせることも有効だ

 賃金アップを要求する兵士を黙らせた一言。

物語:第十軍団を黙らせる

 カエサルは、ローマを制圧。元老院側の残党を始末するために軍団を再編成した。

 しかし、カエサルの軍団が賃上げを求めてストライキを起こした。地中海に名のとどろく第十軍団の兵士たちのストライキだった。

 壇上にカエサルが登る。

「何が望みか?」

兵士たちはカエサルに強い要求を突きつける。

「退役させてくれ」

 戦いのために第十軍団は不可欠だった。しかし、カエサルはこう言い放つ。

「退役を許す」

予想しなかった返答に広場が静まる。

「市民諸君、報酬は約束通り払う。しかし、それは私に着いてきた兵士と敵を破り、祝杯を挙げた後だ。諸君は安全なところで休んでいたまえ

 英雄カエサルの軍団に所属していることがプライドだった兵士たちは動揺した。

「兵士に戻してくれ!」

「カエサルの下で闘わしてくれ!」

カエサルは無言でマントをひるがえして立ち去った。

カエサルのカリスマの前に、兵士はたった二言でねじふせられたのである。

3. 名言③:ブルータス、お前もか

先駆者

  • 真の先駆者は凡人には理解されない

 国の独裁者となり、共和政の伝統を壊したカエサルを、共和主義者が暗殺する。 

 カエサルが暗殺部隊の中に長年見知ったブルータスを見つけたときに言った言葉。

共和政=王のいない政治のあり方。今のフランスやアメリカ合衆国は共和政。対義語は王政や帝政。

物語:共和主義者に刺し殺される

 カエサルは任期のない最高権力者である終身ディクタトルの地位に上り詰めた。

こうして、王をもたない共和政ローマは死んだ

 しかし、旧時代は最後の抵抗をした。

紀元前44年3月15日、カエサルは元老院会議場に向かっていた。

そこに突如現れた十数人の男たち。共和主義者たちの暗殺部隊だった。

その中には可愛がっていたブルータスの姿があった。

 シェイクスピアの戯曲によれば、カエサルはこう言ったという。

「ブルータス、お前もか」

 こうして、カエサルは前時代の共和主義の前に倒れ、絶命した。

 しかし、14年後の前27年、カエサルの後を継いだ美男オクタウィアヌスの手によって、帝政が始まることになる。

 ローマ皇帝の誕生だ。

 これは1453年の東ローマ帝国の滅亡まで系譜の続く、1000年帝国の誕生でもあった。

まとめ

 英雄カエサルの名言3選はこちら

  • <決意の名言>賽は投げられた
  • <明快さの名言>何が望みか?退役を許す
  • <先駆者の名言>ブルータス、お前もか

 2000年経った今でも色あせない名言は、道を見失った人間の道しるべとして輝いている。

タイトルとURLをコピーしました