単回帰分析

単回帰分析

単回帰分析でサンプル・サイズが大きいとき、推定誤差はどうなるのか?

要約 最小二乗法による単回帰分析では、サンプル・サイズが大きいと、推定誤差の分散が小さくなります。つまり、サンプルサイズが大きいと、より真の値に近い推定値を得やすいです。 これは「一致性」に関係する現象で、シミュレーションによって確かめまし...
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単回帰分析におけるバイアスとは?

要約 最小二乗法(OLS)による単回帰分析でバイアスがゼロになる場合、つまり、不偏性を持つ場合、外生性が必要です。$$バイアス=測定誤差の期待値=E \big( \widehat{\beta} -\beta \big)$$$$母回帰係数...
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単回帰分析における最小二乗(OLS)推定量の推定誤差とは?

要約 最小二乗法で求めた標本回帰係数(OLS推定量)の推定誤差は$$推定誤差=\widehat{\beta_1}-\beta_1= \frac{\sum\limits_{i=1}^n(X_i-\overline{X})U_i } {\sum...
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単回帰分析における最小二乗(OLS)推定量とは?

要約 サンプル・サイズnのデータを次のモデル式$$Y=\beta_0+\beta_1X+U$$で最小二乗法(OLS)で推定した標本回帰係数は$$\widehat{\beta_0} = \overline{y} -\wideha...
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単回帰分析のt検定で因果関係に迫れる(?)

要約 単回帰分析のt検定では「説明変数Xが目的変数Yに影響を与えているか」という問いに迫れます。 なぜなら、XがYに影響を与える際、次のモデルにて「β1≠0」であると考えられ、$$Y=\beta_0+\beta_1X+U$$$$Y:目的変数...
単回帰分析

単回帰分析の最小二乗推定量は漸近的に正規分布に従うのか?

要約 サンプル・サイズが大きいとき、最小二乗法(OLS)によって計算される標本回帰係数は、近似的に正規分布に従います。つまり、単回帰分析における最小二乗推定量は、漸近正規性を持ちます。ただし、外生性といった条件を満たす必要があります。 例え...
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回帰分析において不均一分散に頑健な標準誤差を用いるべきか?

要約 回帰分析では、不均一分散に頑健な標準誤差を用いるべきです。 なぜなら、誤差項が不均一分散でも、不均一分散に頑健な標準誤差(赤)は、標本回帰係数の標準偏差(黒)を一致性を持って推定できます。しかし、通常の標準誤差(青)では一致性を持って...
単回帰分析

単回帰モデルとは?

要約 単回帰モデルとは、説明変数Xによって目的変数Yが大まかに決まるモデルの一つです。Y=aX+bのような一次関数で期待値が表せるので、最も単純なモデルです。例えば、下図があります。全体像(1)問題の構造 「単回帰モデルとは何か?」という問...