経済学者の見解 / 一般向け記事・動画(29本)をまとめてみた

経済学者

 こんにちは現役東大生のしまうまです。

 私も経済学の力を信じていますが、最新の話題や高度な内容に踏み込むには力不足です。

 そこで、経済学者(など)の方々が執筆された一般人向け経済学記事などをここでまとめたいと思います。

 なお、しまうま経済学研究所は学部ミクロ・マクロの解説が充実しております。

 こちらもご覧になっていってください。

<上のメニューをクリックすると出てきます>

 

<記事の例です>

※論争的なテーマが多く、記事の主張は必ずしもスタンダードとは限りません。したがって、批判的に読んでくださるのが適切ですし、そちらの方が面白いと思います。新しいアイデアのヒント、レポートの手がかり、自主ゼミでの討論、趣味のため楽しく読んでいただければと思います。

※記事の要約を試みていますが、これはしまうまの独自見解です。

1、経済学?なにそれ美味しいの?

(1)経済学とは?

 経済学は、インセンティブに注目する当事者目線で問題を考える学問。幅広い分野で使うことのできる思考ツール。

(2)経済学を学ぶ意義

 当ブログの見解(※管理人は経済学者ではありません。)

(3)経済学を学ぶと儲かるのか?

 アメリカのテック企業では一流経済学者の取り合いが起きている。大学からの報酬の2〜5倍、時には10倍の報酬が提示される。

 アメリカのテック企業は、社会人経験がなくても経済学博士は年収1500万円をチラつかせるなど、経済学徒の青田買いを行っている。

2、経済学部の学生向け

(1)経済学者のTwitter(日本)

※総ツイート数順。ご専門はwikipediaをコピペ

  • 林貴志先生:総ツイート数6万超。グラスゴー大教授。ご専門はミクロ経済学、意思決定理論、社会選択、厚生経済学。
  • 安田洋祐先生:総ツイート数4万超。大阪大学准教授。ご専門はゲーム理論、産業組織論、マーケット・デザイン。
  • 大竹文雄先生:総ツイート数1.3万超。大阪大教授。ご専門は労働経済学、行動経済学。
  • 坂井豊貴先生:総ツイート数7千超。慶應大教授。ご専門は社会的選択理論、マーケットデザイン、メカニズムデザイン。
  • 竹中平蔵先生:総ツイート数700。慶應義塾大学名誉教授。ご専門は経済政策。

(2)有名な経済学サイト

  • 経済学101:米国経済学者のブログの翻訳サイト。
  • Zoomで経済学 :有名な日本人経済学者をZoomに招き、一般公開での無料講演を告知。鎌田雄一郎先生のホームページ内。

(3)卒論と研究

 卒論に苦しみ卒業した学生へのメッセージとして書かれたはてなブログ。10年以上前の記事だが、2021年現在もTwitterではしばしば紹介されるほど有名。執筆者は経済学者ではないけれど載せました。

(4)経済学徒のブログ

3、ミクロ経済学1(価格理論)

(1)市場メカニズム

 [前者]百貨店スーパーのPOSデータを用いて価格と販売量のデータを分析すると、右下がりの需要曲線になっているとはいえない。そして、現実にはこのような場合が多いので、価格設定立案者はデータに基づいて意思決定をしよう。

 [後者]需要曲線は、同時点、市場全体、他条件一定、価格→需要の因果の4条件が前提になっていて、前者のPOSデータはそのすべての条件を満たしていない。したがって、前者の批判は間違い。

(2)効率性(厚生経済学)

1、市場均衡の効率性

 コロナでは日本でもマスクの転売が問題になった。しかし、タバロックは分権的意思決定を信じて市場メカニズムに任せるべきという。

 日本の10大紡績企業の市場シェアは20年でほぼ一定であり、市場の安定化を目的とする産業政策としては成功していた。しかし、生産性が低下していた紡績企業が放置され、1960年代の衰退に繋がったという。

 市場メカニズムの明快な理解、そして倫理的正当化も可能にした一般均衡理論。ただ、一般均衡理論にはいくつかの重大な欠陥が潜んでおり、米国経済学者であるナイト(1885年 – 1972年)の指摘は重要である。学部生にとっては高度な議論もありますが、ミクロ経済学を少しでも学んだ方はそれらは読み飛ばつつ、ぜひ読んでください

2、政府による介入

 最低賃金法は余剰を減少させると言われる。しかし、ノア・スミスは貧困の減少に焦点を当てて擁護した。他にも経済学上の論点が多く提示されている。

3、正の外部性

 親やきょうだいが収監された場合の正の外部性について。(アメリカン・エコノミック・レビュー掲載)

(3)公平性(厚生経済学)

 1979年以前は均斉成長が達成されていたが、1979年以降、ボトム90%は経済成長の9%しか恩恵を受けていない。所得トップ層の成長は、彼らの生産性以上の不当な収益である。

 有名な教科書マンキュー経済学でお馴染みのマンキューが、現在の格差を効率性の観点から擁護した。理由は記事を参照されたし。最終的なマンキューの結論は、貧困との戦いを外部性の対処と公共財供給と見なすこと。

(4)消費者理論

 「人生の意味は?」「真実の美とは?」といった価値を問う数千年の哲学的問題を回避した点に意義がある。「価値観は人それぞれだし、満足度で一括りにしましょ?」とさらりと言ってのける。そこにシビれる!あこがれるゥ!

(5)合理性批判

 起業家が標準的な経済理論からすると非合理的な振る舞いをとっていることを指摘した論文を引用。さらに、その必要性を主張。

4、ミクロ経済学2(ゲーム理論・情報の経済学)

(1)シグナリング理論

 ハーバード大の新入生(※2020年はコロナで通えない)が、どのような価値をハーバードから受け取っているか。

5、マクロ経済学1(景気)

(1)マクロ理論

 ケインズ経済学で述べられている需要不足による失業を理論化し、財政政策と金融政策を対になる経済政策として視覚的に理解できるのは素晴らしい。※ただ、IS-LM自体の有効性は否定されている。

(2)金融政策

 経済学者613人から、中央銀行が掲げるインフレ目標についての見解を取得。

(3)インフレとデフレ

 テック企業が集まる米国湾岸地域での物価上昇がなぜインフレじゃないかを解説。ルーカスの島モデル、インフレ概念、相対価格、帰属家賃。

 

(4)国際マクロ経済

 マンデルが、2021年に鬼籍に入った。これに際し、クルーグマンが、マンデルの業績を前半(マンデル=フレミング・モデル)、後半(サプライサイド経済学)に分けて評価。

6、マクロ経済学2(経済成長)

(1)経済成長理論

 長期的な経済成長率には技術進歩が重要であるという事実を、生産関数・貯蓄率・固定資本減耗・人口増加との関係で理解できるのはすばらしい。ただ、「モデルで想定される経済が安定的すぎて、景気変動の議論ができない。」「技術進歩が外生的」「ミクロ的基礎付けのなさ」といった批判もある。

 2018年のノーベル賞受賞者であるポール・ローマの内生的成長理論では、アイデアの重要性を指摘した。アイデアはコピーが可能で、一つ作られれば人類は皆がそれを使える。つまり、収穫逓増をうむ。外部性と不完全競争が重要な世界を構想することができる。

(2)人口変化

 出生率は経済に大きな影響を与える。ただ、「出生率を上げろ」は自由の侵害、古いジェンダー観の表出、(多民族国家のアメリカでは)人種民族差別の文脈で解釈される可能性がある。「出生率が下がる」は他の望ましい社会現象(所得上昇、教育水準の向上)ともいえるが、、、→ヒスパニックに関する誤解は記事へ

7、その他

 公共選択論を学ぶ際におすすめのブックリスト。

 Juliaか,Matlabか,Pythonか,Rか。RもいいがJuliaがよい。