「エヴァンゲリオン」の第壱話冒頭について/TVアニメ・SF

 エヴァの際立つ点は、現実性と神話性の融合にある。第壱話冒頭は、ヘリの飛行音、<水没した近代都市>、無機質なオフィス、<潜航する巨大生命体>、ミンミンゼミの鳴き声、<国連軍の戦車大隊>が次々と描かれる。

 これらの描写では、日常と<非日常>が繰り返されている。その最も印象的なシーンが、戦車砲塔の上に留まった鳥が飛び去っていく場面だ。<非日常的な軍事行動>が、日常的な穏やかな夏の海で起きていることを意味する。

 神話の始まりは、印象的に《私》に告げられる。巨大生命体を「使徒だ」と司令部の人間が言った直後、画面は暗転して「第壱話 使徒襲来」の文字が踊る。使徒とは、神の使いである。(→Neflixで全話配信中。字幕付きがおすすめ)

https://www.youtube.com/watch?v=ZSgz3ehON8s

 

【追記】

 エヴァンゲリオンを観るコツは、字幕をつけることだ。YouTubeではなく、Netflixで観よう。

・「新世紀エヴァンゲリオン」は1995年から1996年にかけてテレビ東京系列で放送されたアニメーション作品。原作・監督は庵野秀明。全26話。TV版および旧劇場版(「Air / まごころを君に」など)Netflixで配信中。なお、新劇場版(「序」「破」「Q」「シン・エヴァ」)はAmazon Prime Videoで配信中。

しまうま

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