ハーバード・サイモン/ 限定合理性

経済学者

 ハーバード・A・サイモン(Herbert Alexander Simon)は、1916年にアメリカ合衆国で生まれた政治学者・認知心理学者・経営学者・情報科学者である。1978年にノーベル経済学賞を受賞した。

<重要な業績>

  • 限定合理性:完全情報のもとの最適化という従来の経済学が想定する合理性を否定。経験則の重要性を指摘した。最大化行動ではなく、満足化行動が本質であると論じた。

<経歴>

  • 1916年:誕生
  • 1933年:シカゴ大学に進学。経済学・政治学・数学・記号論理学・物理学(修士レベル)を学んだ。
  • 1943年:シカゴ大学で政治学の博士号を取得
  • 1956年:ラッセルの数学定理を証明するプログラムを開発
  • 1975年:A・M・チューリング賞
  • 1978年:ノーベル経済学賞
  • 2001年:死去

<発言>

  • 数理経済学や計量経済学がもてはやされるようになった結果、経済学者は二世代にわたって形式的で技術的な問題に取り組んでエネルギーを使い果たし、現実の世界の平凡な問題に向き合う時間を先延ばしにしてしまった。(ノーベル経済学賞の40年上、186ページ)