フレームワーク(枠組み)とは、情報整理の方法です。ちょっと知っているだけで、頭の中がすっきりします。
そして!
実は、世界史にもフレームワークが存在します。
ずばり! 「空間」と「時間」と「人間社会」についてです。
学習が進むにつれて細部まで見ることができるようになるのですが、今回は、いちばんのキホンをさらっておきましょう。とても短い記事ですが、「受験世界史の地図」の中で最も重要な記事かもしれません。
1、「空間」に注目
これは日本史ではあまり重要ではありませんが、世界史では非常に重要になるポイントです。
ここでは「地域」しか触れられませんが、国の名前くらいは覚えておきたいです。
<西洋>
・ヨーロッパ

・南北アメリカ

※南北アメリカはヨーロッパに征服されたので、ヨーロッパ文明の亜種と見ることができる。この史観からは、アメリカは「ウェスタンオフシューツ」と呼ばれる。
<東洋>
・西アジア

・南アジア

・東南アジア

・東アジア

・アフリカ

2、「時間」に注目
これは因果関係に注意します。時間は一方向に進みますから、時系列に並べていけばいいです。
<原因>
・背景:事件がおきる前にあった大きな社会情勢
・契機:事件がおきるきっかけ
↓
<過程>
・経緯1:〜
・経緯2:〜
・経緯3:〜
↓
<結果>
・直接的結果:事件の終わり方
・影響:事件があったことで変化したこと
・歴史的意義:事件があったことで大きく変化したこと
※ただし、これは高校世界史の箱庭の中で許されることです。実際には、それぞれの前後関係の間に因果関係が成り立つのか検証しなくてはいけません。これが、高校世界史と歴史学の違いです。
3、「人間社会」に注目
人間社会は、「政治」「外交」「経済」「社会」「文化」で考えるとわかりやすいです。
<政治>

・最高権力者
・政府高官
・vs 地方
・vs 一般民衆
<外交>

・戦争
・条約
(「政治:vs 外」とも言えますが、非常に重要なのでこちらで別にしました。)
<経済>

・農業
・(手)工業
・貿易
・植民地経営
<社会>

・内向きの社会階層
・外向きの民族
<文化>

・中心地
・伝播
・担い手
4、まとめ
さて、どうでしょうか。
世界史の情報整理はスッキリしたでしょうか。
そして、ですね。フフフ
当サイトは、このフレームワークをめちゃめちゃ意識しています。

- 空間→地図を使用
- 時間→原因・過程・結果で歴史事項を整理
- 人間社会→政治・外交・経済・社会・文化で歴史事項を整理
なので!ぜひ使ってくださいね笑(←ここが一番重要)