[統計]日本vs外国:一人当たりGDPを比較してみた

 国全体の経済力は国力となります。しかし、生活の豊かさは、一人当たりの経済力で考えるべきです。これは一人当たりの国内総生産(GDP per capita)で測ることができます。ちなみに、capitaはラテン語で「頭」の意味です。この記事では日本の一人当たりGDPを、経済大国である米英独中韓、高所得国であるルクセンブルクとシンガポールと比較しました。

データ:1960年〜2019年の一人当たり名目GDP(米ドル表示)(GDP per capita (current US$))

出典:世界銀行

図:しまうま作成

図の利用:ご自由にお使いください。

※各画像の下には世界銀行のURLがあります。そこから、現地通貨での名目GDP(GDP per capita (current LCU))、各年の物価変動を考慮した実質GDP(GDP per capita (constant 2010 US$) )、各国の物価水準差を考慮した購買力平価実質GDP(GDP per capita, PPP (constant 2017 international $))などの各種データにアクセスできます。

1、アメリカ合衆国

 世界一の経済大国で日本の同盟国であるアメリカとの比較です。

  • 1960年、アメリカ(0.3万ドル)は日本(0.04万ドル)の6倍豊か
  • 1987年、日米は同時に2万ドルを超える
  • 1987年、日本がアメリカを追い越す
  • 1987年〜1997年:日本がアメリカを超えていた期間
  • 1995年、日本は4.34万ドルで1900年代の最高
  • 2000年、日本(3.8万ドル)がアメリカ(3.6万ドル)を超えていた最後の年
  • 2011年、日本(4.8万ドル)がアメリカ(4.9万ドル)に迫る
  • 2012年、日本は4.86万ドルで過去最高
  • 2019年現在、日本(4.0万ドル)は、アメリカ(6.5万ドル)を大きく下回る

データ

2、イギリス

 産業革命を成し遂げ、アメリカの前は世界最大の経済力をもっていたイギリスとの比較です。

  • 1960年、イギリス(0.14万ドル)は日本(0.04万ドル)の3.5倍豊か
  • 1973年、日本(0.38万ドル)がイギリス(0.34万ドル)を初めて超える
  • 1981年〜2003年:日本がイギリスを超えていた期間
  • 2007年、イギリスが5.0万ドルを超える(史上最高)
  • 2012年、日本は4.86万ドルで史上最高
  • 2019年現在、日本(4.0万ドル)はイギリス(4.2万ドル)とだいたい同じ

データ

3、ドイツ

 日本と同じく敗戦を経験し、急速な復興を遂げたドイツとの比較です。

  • 1970年、ドイツ(0.27万ドル)、日本(0.2万ドル)
  • 1981年、日本(1.03万ドル)がドイツ(1.02万ドル)を初めて追い越す
  • 1983年〜2005年:日本がドイツを超えていた期間
  • 2014年:ドイツ(4.8万ドル)が史上最高
  • 2019年現在、日本(4.0万ドル)はドイツ(4.6万ドル)を下回る

データ

4、ルクセンブルク

 世界で最も一人当たりGDPが高いルクセンブルクとの比較です。

  • 1960年、ルクセンブルク(0.22万ドル)は日本(0.04万ドル)の5.5倍豊か
  • 1960年〜2019年、ルクセンブルクは常に日本を上回っていた
  • 1988年、日本(2.5万ドル)がルクセンブルク(2.6万ドル)に最も迫る
  • 1995年、ルクセンブルクが5万ドルを初めて超える
  • 1999年、ルクセンブルクはユーロを決済通貨として導入
  • 2002年〜2008年、ユーロ高
  • 2019年現在、日本(4.0万ドル)はルクセンブルク(11.4万ドル)を非常に大きく下回る

データ

5、中国

 国全体のGDPでは日本を追い越し、世界2位の経済大国となった中国との比較です。

  • 1960年、日本(0.04万ドル)は中国(0.008万ドル)の5倍豊か
  • 1960年〜2019年、日本は中国を常に上回っていた
  • 1981年、日本が1万ドルを超える
  • 1995年、中国(0.047万ドル)が1960年の日本の水準に達する
  • 2001年、中国が0.1万ドルを超える
  • 2019年、中国が1万ドルを超える
  • 2019年現在、日本(4.0万ドル)は、中国(1.0万ドル)に大きく上回っている

データ

6、韓国

 日本と最も近い隣国である韓国との比較です。

  • 1960年、日本(0.04万ドル)は韓国(0.015万ドル)の2.6倍豊か
  • 〜1960年〜2019年、日本は韓国を常に上回っていた
  • 1992年、日本が3万ドルを超える
  • 2017年、韓国が3万ドルを超える
  • 2019年現在、日本(4.0万ドル)は、韓国(3.1万ドル)を上回っている

データ

7、シンガポール

 アジアで最も豊かな国に成長したシンガポールとの比較です。

  • 1960年、日本(0.047万ドル)はシンガポール(0.042万ドル)を上回る
  • 〜1960年〜2007年、日本がシンガポールを上回っていた期間
  • 1981年、日本が1万ドルを超える
  • 1989年、シンガポールが1万ドルを超える
  • 2019年現在、日本(4.0万ドル)は、シンガポール(6.5万ドル)を大きく下回る

データ

繁栄と衰退
しまうま

東大生/趣味ブログ/月間訪問者1.4万人|経済学の考え方が好きです。初学者向けに経済学の記事書いてます|各国史もまとめてます。当方、センター世界史満点でした(現役・浪人)

交流スペース(感想など!)
読者127642
社会における学校の役割って何でしょうか
読者127642
レポートにまとめないといけないのですが、序論から思いつきません(´;ω;`)
しまうま
127642さん、コメントありがとうございます。最重要な視点は「⓪親はなぜ十分な教育を子供に与えることができないのか?」という問いです。すぐに思いつく答えは「⓪親は質の高い教育ができないから」ですが、「①昔のように家を継ぐ場合」はそんなことないですし、「②できなければ家庭教師をつければいい」のです。
しまうま
となると、①から「①現在は高度な産業社会で職業の自由があること(需要)」、②から「大人数で教育することで費用を分担する(供給)」という存在理由が見えてきます。
しまうま
しかし、なら私立学校で十分です。公立学校の存在意義を考えるには、「③教育の効果を親が過小評価しがちなので「賢い政府」が適切な教育を施す必要がある(効率性)」「④教育の効果を把握していても貧しい親は教育費用を負担できず不公平が生まれる(公平性)」というのも大きな理由です。
しまうま
とはいえ、一番書きやすいのは①でしょう。近代化による産業の高度化、公教育の開始などについて調べてみてはいかがでしょうか?
読者127642
返事がいただけるとは思ってなかったです(´;ω;`)ありがとうございます!ちなみに、先生から出されたテーマがその社会における学校の位置づけ あるいは 学校の中で生活することが個々人にとってどのように機能しているか なんですが、そのテーマから問題を探すんですか(@_@。? レポートを書くのが初めてで何もわからなくてすみません(;_;)
しまうま
いえいえ、コメントいただけると嬉しいので笑 前者のテーマでは学歴社会・産業社会・文化の継承、後者は青春の思い出・人格形成・社会人になる準備みたいな視点がぱっと思い浮かびますね。1〜2枚程度の軽いレポートでしたら割と適当に書いてよいと思います。
読者127642
1~2枚くらいでいいんですが、軽く適当にがわからなくて(´;ω;`)
しまうま
図書館の「教育」のコーナーに行って、2〜3冊くらい借りて読んでみてください。それで論点と理屈と結論が思い浮かんだら、それをレポートに書きましょう。根拠として本や統計の引用をして参考文献録をつけたらレポートの完成です。
読者127642
ありがとうございます!明日学校の図書室に行って本調べてみます(#^^#)
読者127642
しまうまさんみたいにレポートの達人になりたい…
しまうま
ちなみに大学1年生ですか?
読者127642
専門学校1年生です
しまうま
そうなんですね!慣れないレポートで大変かと思いますが、頑張ってくださいねd(^_^o)
読者127642
単位のために!これからも出るであろうレポートと仲良くなるために頑張ります!このサイト作ってくれてありがとうございます(#^^#)
読者134565
TENETの解説わかりやすかったです
しまうま
134565さん、ありがとうございます!
読者147170
うえーい
読者147784
むっずかしい
読者149700
敵があった銃弾の行方だけ分かっていないんですよね。敵の撃った銃弾は後ろ歩きしていったニールに張り付いていたことになるのでしょうか?
しまうま
149700さん、ありがとうございます。ニールは生きていますから、銃弾は貫通してドアに刺さっているはずですというのが答えになると思います。しかし、この問いはテネットの抱える矛盾の一つです。ドアが作られた時に銃弾も一緒に作られていることになるからです。同じような例が高速道路のカーチェイスにあります。ドアのミラーから銃弾が「抜かれる」ようなシーンがありますが、自動車工場でミラーに銃弾を埋め込んで製造したことになります。これは明らかにおかしいです
読者150373
回答ありがとうございます.ニールが庇ったところから貫通していたとすると主人公に結果当たってしまうのではないかといったところも気になりましたが,やはり多少の矛盾は出てきてしまうのは避けられないのかもしれませんね.事象としては理解できました.ありがとうございます.
しまうま
いえいえ、こちらこそコメントありがとうございました!
読者155126
てすと
読者155263
価値観の多様性→能力の多様性
読者161258
わかりやすい!公務員試験対策に活用しています。ありがとうございます。
しまうま
161258さま、ありがとうございます。がんばってください!
読者161940
フランスを追加して欲しい
しまうま
161940さん、ごめんなさい!各国史の記事はとても時間がかかるのでいまは手をつけられない状況です。
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