3.市場メカニズムと神の見えざる手【需要と供給】

 「需要供給」について中学生でもわかるように簡単に解説します。

 ここでは、さらに踏み込んで

  • 需要と供給の調整を市場経済に任せることが社会がハッピーになる秘訣であること
  • 市場経済は神の見えざる手とよばれる不思議な仕組みであること

について考えていきます。

交流スペース
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まれびと2030
<minishock>
まれびと2030
<zzz>
まれびと2030
ねむい
まれびと2030
( ・ิω・ิ)
まれびと2030
おーい
まれびと2030
おおおおおーーーいいい
まれびと2030
授業ねむい
しまうま
2008さんありがとうございます!
しまうま
2030さん、は〜い笑
まれびと3295
こんにちは^ー^
まれびと3498
やっはろー
しまうま
3295さん、3498さん、こんにちは〜
まれびと5147
めっちゃ分かりやすい
まれびと5147
大学の先生より分かりやすい
しまうま
5147さん、ありがとうございます!ウレシイ!どちらの記事でしょうか?
しまうま
みなさまもぜひコメント残していってください
まれびと9305
正の外部性を内部化する為の補助金は、何故私的最適均衡点でなく社会最適均衡点に合わせて出されるのですか?補助金で外部経済が内部化されるのはわかりますが、初めにあった死荷重はどうなった?外部経済・死荷重にも重ならない分の補助金(右端の三角形)はどうなるんです?ご教授下さい…
しまうま
9305さん、ご質問ありがとうございます。ご質問3点は、正の外部性のページにある図4〜図8を順番に見ていただければ解決すると思います。1点目は図4〜図8、2点目は図4・図5・図7、3点目は図4・図7が対応しています。
まれびと4054
賃金に所得税が課されると労働時間はどうなるでしょうか?
しまうま
4054さん、コメントありがとうございます。結論からいえば、「場合による」が答えになります。合理的な労働者目線で、所得税課税は賃下げと同義です。単純にみれば、労働のインセンティブが減るので、労働時間が減ります※1。これがスタンダードな結論です。しかし、無差別曲線理論では、賃下げで労働時間が増える合理的な行動の存在を予想しています※2。労働曲線の後方屈曲性という現象です。例えば、時給5000円で月8時間家庭教師する東大生が、国に時給当たり所得税3000円を徴収されたら、生活水準を維持するために労働時間を増やすでしょう。もともと月4万円のバイト収入があったのに課税で1.6万円になったのでは、デート回数を減らすことになるのだから仕方ありません。これは所得税課税で労働時間が伸びる例です。他の
しまうま
賃金と労働時間に関する興味深い例(こちらは所得税とは関係ありませんが...)にはニューヨークのタクシー運転手の例があります。彼らは時給が上がると、労働時間を減らすらしいのです。面白いですよね。なお、※に対応する当ブログ記事は※1→「https://info-zebra.com/koyo-kettei/」、※2→「https://info-zebra.com/roudo-kyokyu/」です。
しまうま
みなさまもぜひコメント残していってください。近況とか聞きたいです
まれびと14623
おはよー
しまうま
14623さん、おはようございます!
まれびと16226
負の外部性の記事で、常体と敬体がごっちゃになっています。
しまうま
16226さん、ご指摘ありがとうございます。修正しました。
まれびと17622
「『限界費用』がかからなような財の供給曲線てどうなりますか
しまうま
17662さん、ご質問ありがとうございます。非常に面白い問いです。///結論としては「通常は供給曲線は存在しない」が答えとなります。限界費用がほぼゼロの財には、非物質的な財であるソフトウェアコード・動画・音声・画像データなどがあります。これらは通常、知的財産権で守られ、財の供給を独占することができます。したがって、独占が発生し、プライステイカーとして企業行動を捉える供給曲線は描けません。///しかし、もし完全競争がなりたつなら、価格0で水平な供給曲線が生まれます。実際に、アニメ・マンガ・アダルトビデオなどの違法アップロードサイトなどでは、価格0でコンテンツを消費することができます。知的財産権を無視した新規参入者がいると、このような結果になります。
まれびと33827
レポート課題の参考にさせていただきます。分かりやすいです!
しまうま
33827さん、ありがとうございます。お役に立ててうれしいです。
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需要と供給とは

 さて、需要供給とはなんでしょうか? 

  • 需要とは、どれだけモノが欲しいと思われているか
  • 供給とは、どれだけモノがあげたいと思われているか

を意味する経済学のコトバです。

社会がハッピーになるには

 では、社会にとって需要と供給がどんな状態だとハッピーでしょうか?

 ここで需要と供給のコトバの裏側を考えてみます。

 すると

  • 需要とはモノが不足している量
  • 供給とはモノが余っている

ということができます。

 この考え方が大事です。

 モノが不足していると不満ですし、モノが余っているのはもったいないです。

 そうなると社会にとって一番ハッピーなのは、需要と供給が同じ量になることです。

資源配分の問題と経済学

 このように「モノを上手い具合に分けあうことで人々をどうやってハッピーにするか?」という問題を効率的な資源配分問題といいます。

 とてつもなく頭のいい人が資源配分を管理するのもいいでしょう。

 けれども、人間は神様ではありませんから、さすがにこれは不可能です。

 人々が自由に動いた結果、社会にとって一番いい結果になるような仕組みはないのでしょうか。

 実は、これに答えを与えてくれるのが経済学なのです。

おカネ

 経済学者は効率的な資源配分問題を考えるために、おカネに注目します。

 みなさまは、需要と供給の説明で変なところに気がつかなかったでしょうか?

 「需要側は、欲しがっているだけでわがままだなあ。供給側は、あげたいだけでお人好しすぎるんじゃないかな?」

 まさにその通りです。

 では、供給側はモノを渡す代わりに、おカネをもらえるとしたらどうでしょうか。

 需要側と供給側がうまく結びつく感じがしないでしょうか?

 実はこれがうまくいくのです。

需要曲線 〜価格と需要〜

 まずは需要について考えましょう。

 需要側は、モノを手に入れるのにおカネを払わなくてはいけません。

 けれども、「どれだけ強い気持ちでモノをほしいと思っているのか」は人によって違います。

 とてもモノが欲しい人は高い価格でも買うでしょうし、あんまり欲しくない人は低い値段にならないと買わないでしょう。

 つまり、高い価格で需要は小さく、低い価格で需要は大きくなります。

 これを下のようにグラフにしたのが需要曲線です。

需要曲線

供給曲線 〜価格と供給〜

 次に、供給についてです。

 供給側は、モノを売るとおカネをもらえます。

 けれども、「モノを作るためにがんばる量」は会社によって違います。

 あんまりがんばらなくてもモノを作れる会社は低い価格でも売るでしょうし、とてもがんばらないとモノを作れない会社は高い価格にならないと売りません。

 つまり、高い価格で供給は大きく、低い価格で供給は小さくなります。

 これを下のようにグラフにしたのが供給曲線です。

供給曲線

需給曲線と価格

 さて、需要曲線供給曲線を合体します。

 すると、下のようなグラフになりますね。

需給曲線

 ここからは価格が需要と供給を調整していくことを説明しましょう。

 説明をわかりやすくするために、ふつう100円のアイスの例で考えましょう。

 アイスの価格が10円と低いとき、需要は大きいですが、供給が小さくなって、人々はハッピーになれません。

 需要側「アイスが欲しいからもっとおカネ出します。」

 供給側「値上がりした方がもうかるから、いいよ!」

 となります。

 こうして、アイスの価格は上がります

需給曲線(超過需要)

 逆にアイスの価格が200円と高いとき、供給は大きいですが、需要が小さくなって、人々はハッピーになれません。

 供給側「売れ残ってるから、値下げしたいです」

 需要側「安く買いたいから、いいよ!」

となります。

 こうして、アイスの価格は下がります

 このように価格が勝手に需要と供給を調節することを価格の自動調節機能といいます。

需給曲線(超過供給)

需要と供給のバランス 〜均衡〜

 最初に価格が高すぎると価格は下がります。

 逆に、最初に価格が低すぎると、価格は上がります。

 これをグラフであらわすと下のようになります。

ワルラス調整過程

 結局、価格は、自動的に需要曲線と供給曲線の交点になります。

 そして、このとき需要と供給は同じになって、人々はハッピーになります。

 価格によって効率的な資源配分問題は解決されるのです!

需給均衡(競争均衡)

市場経済

 このようにモノとカネをやり取りする所を市場(しじょう)といいます。

 そして、市場を通じて資源が配分されていく仕組みのことを市場経済といいます。

 経済学者は市場経済を人々がハッピーになる秘訣と考えています。

神のみえざる手

 市場経済はだれかによって管理されているわけではありません。

 人々が自由に行動すると、需要と供給が一致するのです。

 「好きなように行動することが、社会全体にとってもいい」という最高の状態が作れるわけです。

 このような不思議な仕組みを、近代経済学の父といわれるアダム・スミスは「神の見えざる手」といいました。

 市場経済は、まさに神の見えざる手なのです。

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2008さんありがとうございます!
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3295さん、3498さん、こんにちは〜
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5147さん、ありがとうございます!ウレシイ!どちらの記事でしょうか?
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正の外部性を内部化する為の補助金は、何故私的最適均衡点でなく社会最適均衡点に合わせて出されるのですか?補助金で外部経済が内部化されるのはわかりますが、初めにあった死荷重はどうなった?外部経済・死荷重にも重ならない分の補助金(右端の三角形)はどうなるんです?ご教授下さい…
しまうま
9305さん、ご質問ありがとうございます。ご質問3点は、正の外部性のページにある図4〜図8を順番に見ていただければ解決すると思います。1点目は図4〜図8、2点目は図4・図5・図7、3点目は図4・図7が対応しています。
まれびと4054
賃金に所得税が課されると労働時間はどうなるでしょうか?
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4054さん、コメントありがとうございます。結論からいえば、「場合による」が答えになります。合理的な労働者目線で、所得税課税は賃下げと同義です。単純にみれば、労働のインセンティブが減るので、労働時間が減ります※1。これがスタンダードな結論です。しかし、無差別曲線理論では、賃下げで労働時間が増える合理的な行動の存在を予想しています※2。労働曲線の後方屈曲性という現象です。例えば、時給5000円で月8時間家庭教師する東大生が、国に時給当たり所得税3000円を徴収されたら、生活水準を維持するために労働時間を増やすでしょう。もともと月4万円のバイト収入があったのに課税で1.6万円になったのでは、デート回数を減らすことになるのだから仕方ありません。これは所得税課税で労働時間が伸びる例です。他の
しまうま
賃金と労働時間に関する興味深い例(こちらは所得税とは関係ありませんが...)にはニューヨークのタクシー運転手の例があります。彼らは時給が上がると、労働時間を減らすらしいのです。面白いですよね。なお、※に対応する当ブログ記事は※1→「https://info-zebra.com/koyo-kettei/」、※2→「https://info-zebra.com/roudo-kyokyu/」です。
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「『限界費用』がかからなような財の供給曲線てどうなりますか
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17662さん、ご質問ありがとうございます。非常に面白い問いです。///結論としては「通常は供給曲線は存在しない」が答えとなります。限界費用がほぼゼロの財には、非物質的な財であるソフトウェアコード・動画・音声・画像データなどがあります。これらは通常、知的財産権で守られ、財の供給を独占することができます。したがって、独占が発生し、プライステイカーとして企業行動を捉える供給曲線は描けません。///しかし、もし完全競争がなりたつなら、価格0で水平な供給曲線が生まれます。実際に、アニメ・マンガ・アダルトビデオなどの違法アップロードサイトなどでは、価格0でコンテンツを消費することができます。知的財産権を無視した新規参入者がいると、このような結果になります。
まれびと33827
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<自己紹介>
 万人の共通言語となる世界観を追い求めて、ブログを執筆しています。
 
<経済学について>
【可能性】万人にとってよい社会を構想する共通言語になりうる
【長所1】個別的な議論を排し、統一的に説明する
【長所2】ゼロかイチかの極論を排し、最適点を導く
【長所3】独善的あるいは自傷的な社会通念を排し、価値観や能力の多様性を重視する
【短所】体系的な知識が必要であり、難しい

しまうま経済学研究所
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