需要とは?経済学的にわかりやすく解説!

経済学用語

 需要は経済学の2大概念の一つです。

 ここでは  

一般的な使い方

経済学的な意味

重要性

・需要の代表的な3つの考え方

について解説します。

1、需要とは

(1)一般的な使い方

 一般的に、需要とは「欲しい」と思うことをいいます。

  ですので、人気急上昇中の若い女優の写真集は多くの野郎どもが欲しいと思うので、「需要がある」という言い方をします。

   一方で、そこらへんの野郎の写真集は母親以外だれも欲しいと思わないので、「需要がない」と言います。

   これが需要の一般的な用法です。  

(2)経済学的な意味

 経済学的には、需要とは人々や企業が市場において財・サービスを購入しようとすることです。

 「しようとする」がポイントで、あくまで需要は購入しようとする消費計画にすぎません。

 つまり、いろんな非現実の状況についてそれぞれ需要を考えることができるのです。

(3)重要性

 なんらかの理由で人々が「欲しいと思う」ことが背景となって需要は生まれます。

 ですから、できるだけ需要を叶えてあげるのが社会にとっていいはずです。

 きっとアイドルの写真もあると、野郎Aにとっていいはずです。

 ここを突破口として、需要と幸せを関連づけて分析をすることができます

 厚生経済学では、「市場こそが社会の利益を最大化するシステム」という結果を導いています。

 これは厚生経済学の第一基本定理と呼ばれる理論で、経済学にとって最大の成果のひとつです。

2、需要の3つの考え方

 次に需要がどのように決まるのかについて考えてみましょう。

(1)需要曲線 〜価格との関係〜

 需要は、価格によって決まると考えることができます。

 例えば、500円のマンガ単行本が200円になれば、需要は高くなります。

 逆に、1000円になれば、需要は低くなります。

 これを縦軸に価格、横軸に量をとったグラフで表すと、右下がりのグラフになります。

 これが需要曲線です。

(2)需要関数 〜満足度最大化〜

 しかし、よく考えたら価格によって需要が決まるというのは雑な発想です。

 ここで、(マーシャルの)需要関数の登場です。

 マーシャルは、「人は自分の予算の範囲内で、最も満足度の高い財を買う計画を立てる」としました。

 価格に加えて、予算の範囲内で満足度最大化を考えるのが(マーシャルの)需要関数です。

(3)補償需要関数 〜費用最小化〜

 もう一つの需要の捉え方は、補償需要関数(ヒックスの需要関数)です。

 ヒックスは、「人は同じ満足度なら、最も安い財を買う計画を立てる」としました。

 価格に加えて、同じ満足の範囲内で費用最小化を考えるのが補償需要関数なのです。