需要曲線とは?グラフと数式を解説!

需要と供給

 需要曲線は、経済学の基本的な考え方です。

 ここでは需要曲線の

  • 需要曲線の意味
  • 重要性
  • 需要曲線のグラフ
  • 需要曲線の

について解説します。

1、需要曲線とは

(1)需要曲線の意味

 需要曲線とは、需要と価格の関係をグラフで表したものです。

 需要は「これくらい買おう」という消費計画です。

 これは価格に大きく影響されます。

 たとえば、1個200円だったアイスクリームが、1個50円に値下げしたら、「もっと買おう」となりますよね。

  この需要と価格が連動する性質を、需要曲線ではシンプルに表すことができます。

(2)重要性

 経済学の重要なテーマが、効率的な資源配分問題です。

 モノがどうやって社会に行き渡るのかを分析するためには、モノ作りばかり考えていても意味ありません。

 例えばモノがあっても、どれくらい「欲しい」と思われているのかがわからなければモノは無駄になってしまいます。

 ここに「モノが欲しがられていること」を意味する需要曲線の分析ツールとしての意義が生まれるのです。

2、需要曲線の表し方

(1)需要曲線のグラフ

 価格が高いときはどのような需要になるでしょうか。

 200円のアイスが1000円になったら、買う量をかなり減らします。

 つまり、価格が高いときは需要は小さくなります。

 逆に、価格が低いとき〜200円のアイスが50円になるとき〜、買う量を増やしますので、需要は大きくなります。

 これをグラフであらわすと、下のようになります。

 ちなみに縦軸が価格、横軸が需要です。

 この3点は曲線とはいえません。

 しかし、アイスの価格をもっと細かくとっていきます。

 そして、生まれたたくさんの点を結んでいくと、下のようなグラフが出来上がります。

 これが需要曲線です。

 需要曲線はこのように右下がりになっています。

(2)需要曲線の数学的な式

 次に需要曲線を数学的な式で表します。

 そこで次のような直線の需要曲線を考えましょう。

  これは縦軸に価格P横軸に需要Dをとった需要曲線のグラフです。

 価格が1下がると、需要がa上がります。

 また、価格が0のときの需要は、bです。

 これを数式で表すと、次のようにかけます。

 これで需要曲線を数式で表せました。

 多くの需要供給の計算問題はこの簡単なモデルで解くことができます。

(3)注意点:縦軸と横軸が普通の逆!

 ただし、少し注意があります。

 経済学と数学では縦軸と横軸が逆なのです。

 普通の数学だと「独立変数X(横軸)が変わると従属変数Y(縦軸)が変わる」というグラフになってます。

 一方で、経済学だと「価格P(縦軸)が変わると需要D(横軸)が変わる」のグラフになっています。

 これはマーシャル(1890年)のベストセラー『経済学原理』以来の経済学の伝統です。

 この結果、グラフの傾きの大きさは次のようになっています。

 式がD=b-aPだとaが傾きの大きさのように思ってしまいますが、傾きの大きさは1/aですので注意してください。