1. 需要曲線とは

需要と供給

 需要曲線とは、財Aの価格と、財Aの消費計画(需要)のグラフである。

 ここでは財Aの価格以外のすべての条件を一定として考えている。

(もっといえば、曜日や季節は変わってないし、SNSでのバズり具合も変わってないし、店の場所も変わらない状態で、価格だけいじった時を考えている。)

1、需要曲線は右下がり

 価格が高いと需要が小さくなり、価格が低いと需要が大きくなる。

 そのため、需要曲線は右下がりになっている。

2、合理的行動との関係

 消費者の効用最大化との関係で需要曲線を理解できる。

 ここで0個から順々に買っていくことを想定する。

  • 追加的に1単位買うと、財から得られる満足度
  • 追加的に1単位買うと、失うお金の不満足度

を比較し、前者が大きいなら買い、後者が大きいなら買わない。

 追加的に1単位買うと、財から得られる満足度を限界効用という。

 限界効用はどんどん下がっていく性質(=限界効用逓減の法則)がある。

 ここで満足度がお金で表現できると考える(準線形の効用関数)。

 もし下のような価格なら、満足度が費用に見合う4個を買う。

 ここで価格を動かしてやると、限界効用の曲線に合わせて消費が決まっていく。

 したがって、限界効用曲線は需要曲線といえる。

3、市場需要曲線

 個人個人の需要曲線について論じてきたが、これらをまとめると社会全体の需要曲線が得られる。

 これが市場需要曲線である。

 通常、需要曲線という場合、市場需要曲線を意味することが多い。