中国の華南【世界地理】

世界地理
しまうま, ○
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 当サイトは中国を「華南」「華北」「東北」「西部」と分けました。その中の華南についての記事です。

 華南は中国経済の中心なので、世界的にも非常に重要な地域です。

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1、華南とは?

 華南は淮河以南の中国地域です。淮河は、長江と黄河の間にある川で、江蘇省や安徽省を通ります。

  • 南部の中心地は香港、北部は上海
  • 内陸部の中心地は、重慶と武漢
  • 江蘇省〜海南省の18行政区分※は、約8億人
  • 一人当たりGDPは下の表に記しました。
行政区分の名称一人当たりGDP(2018年)備考
(香港)(4.8万ドル)(※特別行政地区)
(日本)(3.9万ドル)(※外国)
(北京)(2.1万ドル)(※華北にある首都)
上海2.0万ドル華南にある中国経済の中心地
重慶0.9万ドル
中国平均0.9万ドル
雲南省0.5万ドル甘粛省に続いてワースト2位
  • 言語は中国語。ただ、上海語や広東語などの方言が存在します。
  • 長い間、東アジア最強の帝国として名を轟かしていました。

※江蘇省・上海・浙江省・安徽省・江西省・福建省・広東省・香港・マカオ・湖北省・湖南省・四川省・重慶・貴州省・広西チワン自治区・雲南省の18行政区分

2、華南の経済

  • 沿岸部→経済発展の中心。外国からの投資が多い。
  • 上海→中国の経済といえば、この都市。発展が著しい。
  • 広州湾→香港、マカオ、広州、深圳、珠海などの大都市があり、巨大な経済地域を形成。人口は1億
  • 香港→旧イギリス植民地。中国が共産化すると、資本主義諸国が中国経済にアクセスするための中継地として発展。現在、中国への直接投資の7割がここを経由する。
  • 重慶→内陸開発のモデル都市である
  • 武漢→長江中流にある都市。2020年コロナ危機の発祥地

3、華南の自然と農業

 華南の地形は、北部の平原、南部と西部の山々、西部の四川盆地で形成されている。

 注目すべきは、華北平原で畑作地帯と稲作地帯が綺麗に分かれていることである。稲作の方が高カロリーなので、中国人の胃袋を満たすためには、この稲作地帯が非常に重要である。

4、華南の歴史

(1) 戦国時代〜秦

 前221年に秦が中国を統一したときに、「中国」に組み込まれました。

 秦は華北の国で、それまで華南は野蛮な土地と見られていました。

(2) 前漢

 秦が短期で滅亡した後、漢王朝が南越を滅ぼして、華南の支配を確立しました。

(3) 唐

 7世紀の唐も華南の領有をしました。

 役所の置かれた広州は海上貿易の中心となり、大発展をとげました。

(4) 宋

 宋の時代、華南の蘇湖江浙と呼ばれる長江下流域が、穀倉地帯の地位を確立しました。

(5) 明・清

 明・清の時代、長江中流域に穀倉地域が移り、長江下流域では商工業が栄えました。

 また、広州が貿易の中心となり、多くの華僑が東南アジアに移動しました。

(6) 第2次世界大戦期

 第二次世界大戦期、日本軍は上の地域を占領しました。このとき、中華民国政府は南京から重慶に遷都して日中戦争を遂行しました。

(7) 2020年ごろの中国

 現在の中国は、沿岸部が発展を遂げる一方で、内陸部との格差が広がり、社会問題となっています。

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