心の輪郭を整える

 世界にはいろいろなリアリティがあって、その総体に我々は直面しています。さまざまな意味世界が多重的に存在していて、自分という色眼鏡を挟むことで世界に焦点を合わせることができるのです。

色眼鏡のメンテ

 けれども、色眼鏡も時にはメンテナンスしなくてはいけません。

読書

 そんなときに本質的に助けになるのは、本を読むことなのだと思います。世界のどこかにいる/いた著者が築いた小世界の色眼鏡を掛けたり外したりできます。

 昔読んだ小説に「書物を読むことによって、自分の立ち位置を確認してきたような気がする。自分の体験など限られたものだし貧しいことも知っていたから」という一節※があったことを覚えています。

想像力とメンタル

 きっと自分とは関わりのない意味世界を見通す力が、想像力なのです。そして、外が見えれば内が固まります。心の輪郭を整えるという点でも、本を読むことが重要だと思います。

※森瑤子(1986)『別れ上手』

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