経済政策の副作用【古典派の視点】

長期均衡の理論

 ケインズ以前の古典派のモデルから、経済政策の効果について考えます。

1、財政政策

 古典派はマクロ経済を次のように考えます。

 ここで支出面の式と分配面の式を、辺々引くと

  • 【投資I】ー【貯蓄S】=【政府支出G】ー【税金T】

ですので

  • 【投資I】=【貯蓄S】+【財政収支G-T】

になります。

 最初、均衡財政であったとして、ここから財政赤字になった場合、財政黒字なった場合を考えます。

  • 財政赤字→投資Iが減少し、資本蓄積の速度が遅くなります。財政赤字は長期的なGDPに悪影響を与えます。
  • 財政黒字→投資Iが増加し、資本蓄積の速度が早くなります。財政黒字は長期的なGDPに良い影響を与えます。

2、金融政策

 貨幣数量説より、名目貨幣量は物価にしか影響を与えません。

 したがって、金融政策はインフレかデフレの原因になるだけで、実体経済への効果はないです。