供給曲線

経済学用語

 供給曲線とは、財Aの価格と、財Aの生産計画(供給)のグラフである。

 ここでは財Aの価格以外のすべての条件を一定として考えている。

(もっといえば、生産設備や原材料価格は変わっていず、価格だけいじった時を考えている。)

1、供給曲線は右上がり

 価格が高いと供給が大きくなり、価格が低いと供給が小さくなる。

 そのため、供給曲線は右下がりになっている。

2、合理的経営との関係

 企業の利潤最大化との関係で供給曲線を理解できる。

 ここで0個から順々に生産して売っていくことを想定する。

  • 追加的に1単位生産すると、得られるお金
  • 追加的に1単位生産すると、失うお金(費用)

を比較し、前者が大きいなら増産し、後者が大きいなら減産する。

 追加的に1単位生産すると、追加的に失う費用を限界費用という。

 限界費用はどんどん上がっていく性質(=限界費用逓増の法則)がある。

 もし下のような価格なら、市場価格が限界費用を上回る4個を生産する。

 ここで価格を動かしてやると、限界費用の曲線に合わせて生産が決まっていく。

 したがって、限界費用曲線は供給曲線といえる。

3、市場供給曲線

 各社の供給曲線について論じてきたが、これらをまとめると社会全体の供給曲線が得られる。

 これが市場供給曲線である。

 通常、供給曲線という場合、供給曲線を意味することが多い。