ポルトガル共和国の地理です。
1、ポルトガルとは



ポルトガル共和国は、ユーラシア大陸の最西端にある大陸国家。
- 首都は、リスボン。
- 人口は、1000万人。
- 一人当たりのGDPは、約2万ドル。ヨーロッパにしては貧しい方です。
- 言語はポルトガル語。他の公用語にはミランダ語があります。
- 宗教はキリスト教のカトリック
- 15世紀末、ヨーロッパからインドに行く航路を最初に発見し、大航海時代を先導しました。
2、ポルトガルの自然



ポルトガルはイベリア半島の西にあります。太平洋に面していますが、アフリカのサハラ砂漠に近く地中海性気候です。乾燥しています。
ポルトガルの地形的特徴は山がちなこと。北の方が高いです。
3、ポルトガルの過去の国際関係
(1) ヨーロッパ・アフリカ



ポルトガルは、地中海の出口にある国で古来から出入りが激しいです。
例えば、
- <古代>ローマ帝国(首都:イタリアのローマ)
- <7世紀>アラブ帝国(ウマイヤ朝)(首都:中東のダマスクス)
- <12世紀>ムワッヒド朝(首都:アフリカのマラケシュ)
などです。
ちなみに、中東やアフリカのイスラーム教国から領土を取り戻していくことを「レコンキスタ」と言います。和訳すると、「再征服」です。レコンキスタは、重要度の高い世界史単語です。
(2) 南アメリカ大陸



ポルトガルの代表的な植民地は、ブラジルです。現在でも公用語はポルトガル語です。
ポルトガルの旧植民地にはブラジルの他に、インドのゴア、中国のマカオ、アフリカ東岸のアンゴラ、モザンビーク、ギニアビサウ、インドネシアから独立した東ティモールがあります。