ここではPower Point(パワポ、パワーポント) for Macにある描画で簡単にLaTexで書けるような数式を作る方法を解説します。
もちろんLaTexを使ってもいいですが、これですとコードを覚えるのに時間がかかります。
パワポの「描画」と「インクを演算に変換」をつかえばすぐにできますので、これがおすすめの方法です。
1、パワポでの数式の書き方
描画を起動
まず、パワポを起動し、「描画」のバーを出します。次に、一番左にある「描画」をクリックします。
ここでカーソルが●になれば、描画機能が起動しました。成功です。



描画で適当な数式を描いて、選択
長押ししながら、●になったカーソルを引きずると、線を引くことができます。絵や文字や数式を書くことができます。
ここでは下のような関数fをxで偏微分した数式を書いてみました。
ちなみに、xを><のようにかいてしまうとうまく認識してくれないことが多いので、xはしっかり交差させましょう。



描画機能を解除し、全体を選択
先ほど押した「描画」をクリックして描画機能を解除します。
そして、今書いた数式を、選択領域で囲みます。すると、下のように書いた数式が枠で囲まれます。



「インクを演算に変換」
選択したら、「描画」バーにある「インクを演算に変換」をクリックします。



数式が出力
すると、数式が出力されます。
偏微分はしっかり認識してくれましたね。



他の数式も試してみる1:相対性理論
そこで今度は他の数式も試してみます。まずは、相対性理論についての数式です。字が汚いですねえ。



あらよっと!ルート√で少し書き直しましたが、すぐに書くことができました。



他の数式も試してみる2:マクスウェル方程式
次はマクスウェル方程式です。相変わらず字が汚いです。これはどうでしょうか。



あらよっと!すぐに書くことができました。完成です。



2、おわりに
今回はパワポの描画機能を使って数式を書く方法を実践してみました。
どうでしたでしょうか?意外と簡単ではなかったでしょうか?理系のみなさんはぜひ使ってみてください。