ルネサンス建築/ 西洋建築史 【第6章】

 ルネサンス建築についてみていきましょう!

1、ルネサンスとは何か?

中世ヨーロッパ交易圏(しまうま, 2020, ○)

 地中海貿易で経済力を蓄えたイタリアで、中世キリスト教社会を揺さぶる文化運動が起こります。

 14〜16世紀のルネサンスです。

 ルネサンスは、当時からして1000年前の古代ローマの文化を模範とする「文芸復興」を意味します。

 人間性の解放が目指され、絵画・文学・彫刻・建築と様々なものに影響を与えます。

 「暗黒の中世」のキリスト教社会から、現代につながる近代社会へと変わる転機とされます。

注意1:近年、「暗黒の中世」「ルネサンスは14〜16世紀のみ」の考え方は、見直されつつある。

注意2:古代を模範にオリジナリティーもあるのがルネサンス建築。一方で、古代を忠実に再現したが「新古典主義建築」です。

2、ルネサンス建築

  ルネサンスの動きは建築にも影響を与えます。特徴は以下の通り。

特徴1:数学的な構造が重視された。具体的には点対称性・透視図法など。

特徴2:ドーム建築

建築史的意義:数学が導入されることで高度な体系をもつ学問に昇華した。

3、サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂 (イタリア)

サンタ=マリア=デル=フィオーレ大聖堂(MarcusObal, 2008, CC BY-SA 3.0, ○)(wiki)

場所:フィレンツェ

建築家:ブルネレスキ(←ドーム建築を担った)など

工期:1296年から1462年

4、サン=ピエトロ大聖堂 (バチカン)

サン=ピエトロ大聖堂(Photo by Kévin et Laurianne Langlais on Unsplash, ○)

場所:バチカン(イタリア半島)、ペテロのローマ殉教の地とされる。

5、サン=ピエトロ大聖堂の歴史年表

サン・ピエトロ大聖堂の歴史年表
  • 67年(?)
    ペテロ、ローマにて没す

     古代ローマ帝国時代、イエス最初の信徒ペテロは、ローマにて死んだ。ペテロは、初代ローマ教皇とされる。

  • 300年代
    コンスタンティヌス帝が教会堂の建設を指示

    4世紀のローマ帝国(しまうま、2020、○)

     ペテロの墓があったというこの地に、キリスト教を公認したコンステンティヌス1世が教会堂の建設を指示した。

  • 800年クリスマス
    カール大帝への戴冠
    800年ごろのヨーロッパ(しまうま, 2020, ○)

     レオ3世はフランク王国カールに、ローマ皇帝の冠を授けた。

  • 1505年
    ユリウス2世が改築を決定

     ユリウス2世によって、当時古びていた建物を改築することが決定された。 

     設計競技の結果、ブラマンテが主任建築士になることになったが、10年ほどで二人が死去した。

  • 1513〜1521年
    ドイツ宗教改革の火種

     教皇レオ10世がサン・ピエトロ大聖堂の建築のために、贖宥状を発行した。

     しかし、ルターはこれに怒り、ルターは宗教改革を起こすことになる。

  • 1527年
    ローマ略奪
    16世紀のヨーロッパ(しまうま, 2020, ○)

     神聖ローマ皇帝カール5世がローマ略奪をした。

     宗教改革やローマ略奪のため、建設は進まなかった。

  • 1536年
    パウルス3世の建設再開

     パウルス3世が建設を再開させたが、古代ローマのフォロ=ロマーノの切り崩しを認めたため、古代ローマの遺跡が破壊された。

  • 1500年代中盤
    ミケランジェロの指揮
    ミケランジェロのピエタ(サン・ピエトロ大聖堂)(Stanislav Traykov, 2005, CC BY-SA 3.0, ○)(wiki)

     ミケランジェロに指揮が移り、工事の規模を縮小し、造営は迅速に進められることになる。基本的な部分はこのミケランジェロが手がけた。

     ミケランジェロの死後、オスマン帝国との戦費があり、工事があまり進まない時期があった。

  • 1588〜90年
    ドームの建設

  • その後
    ドーム内部・身廊・バルダッキーノ・ファサードの建設

     順次、サン・ピエトロ大聖堂に意匠が加えられていった。

  • 現在
    今のサン・ピエトロ大聖堂
    サン=ピエトロ大聖堂(François Malan, 2005, CC BY-SA 3.0, ○)(wiki)

     サン・ピエトロ大聖堂は、バチカン市国の観光地となっている。

西洋建築史
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しまうま
しまうまだよ
まれびと2008
わかりやすいです!
まれびと2030
<minishock>
まれびと2030
<zzz>
まれびと2030
ねむい
まれびと2030
( ・ิω・ิ)
まれびと2030
おーい
まれびと2030
おおおおおーーーいいい
まれびと2030
授業ねむい
しまうま
2008さんありがとうございます!
しまうま
2030さん、は〜い笑
まれびと3295
こんにちは^ー^
まれびと3498
やっはろー
しまうま
3295さん、3498さん、こんにちは〜
まれびと5147
めっちゃ分かりやすい
まれびと5147
大学の先生より分かりやすい
しまうま
5147さん、ありがとうございます!ウレシイ!どちらの記事でしょうか?
しまうま
みなさまもぜひコメント残していってください
まれびと9305
正の外部性を内部化する為の補助金は、何故私的最適均衡点でなく社会最適均衡点に合わせて出されるのですか?補助金で外部経済が内部化されるのはわかりますが、初めにあった死荷重はどうなった?外部経済・死荷重にも重ならない分の補助金(右端の三角形)はどうなるんです?ご教授下さい…
しまうま
9305さん、ご質問ありがとうございます。ご質問3点は、正の外部性のページにある図4〜図8を順番に見ていただければ解決すると思います。1点目は図4〜図8、2点目は図4・図5・図7、3点目は図4・図7が対応しています。
まれびと4054
賃金に所得税が課されると労働時間はどうなるでしょうか?
しまうま
4054さん、コメントありがとうございます。結論からいえば、「場合による」が答えになります。合理的な労働者目線で、所得税課税は賃下げと同義です。単純にみれば、労働のインセンティブが減るので、労働時間が減ります※1。これがスタンダードな結論です。しかし、無差別曲線理論では、賃下げで労働時間が増える合理的な行動の存在を予想しています※2。労働曲線の後方屈曲性という現象です。例えば、時給5000円で月8時間家庭教師する東大生が、国に時給当たり所得税3000円を徴収されたら、生活水準を維持するために労働時間を増やすでしょう。もともと月4万円のバイト収入があったのに課税で1.6万円になったのでは、デート回数を減らすことになるのだから仕方ありません。これは所得税課税で労働時間が伸びる例です。他の
しまうま
賃金と労働時間に関する興味深い例(こちらは所得税とは関係ありませんが...)にはニューヨークのタクシー運転手の例があります。彼らは時給が上がると、労働時間を減らすらしいのです。面白いですよね。なお、※に対応する当ブログ記事は※1→「https://info-zebra.com/koyo-kettei/」、※2→「https://info-zebra.com/roudo-kyokyu/」です。
しまうま
みなさまもぜひコメント残していってください。近況とか聞きたいです
まれびと14623
おはよー
しまうま
14623さん、おはようございます!
まれびと16226
負の外部性の記事で、常体と敬体がごっちゃになっています。
しまうま
16226さん、ご指摘ありがとうございます。修正しました。
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しまうま

<自己紹介>
 万人の共通言語となる世界観を追い求めて、ブログを執筆しています。
 
<経済学について>
【可能性】万人にとってよい社会を構想する共通言語になりうる
【長所1】個別的な議論を排し、統一的に説明する
【長所2】ゼロかイチかの極論を排し、最適点を導く
【長所3】独善的あるいは自傷的な社会通念を排し、価値観や能力の多様性を重視する
【短所】体系的な知識が必要であり、難しい

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