シーランド公国の歴史まとめ/ 世界最小のネタ国家

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 世界最小の国家シーランド公国の歴史です。今回は、「国とは何か」を考えさせる真面目なネタ記事です。気を楽にしてお読みください。以下、表現が過剰演出になっていますが、全て事実です。

  • 1939年~
    第二次世界大戦〜

     ヒットラー総統率いるドイツ陸軍は、ポーランドに侵攻を開始。第二次世界大戦が勃発した。

  • 1942年
    国土創造と先住民

     イギリス軍はイギリス沖合10kmに海上要塞フォートラフスの建設を開始。後のシーランド公国の国土が創造された。

     大戦中、イギリス海軍所属の150〜300人の先住民がいたが、大戦後、家に帰った。

  • 1965年
    若かりしロイ殿下、海賊放送を開始

     イギリスの漁民パディ・ロイ・ベーツ殿下は、放棄された海上要塞ジョン・ノック・タワーを奪取し、海賊放送を開始された。

  • 1966年
    若かりしロイ殿下、100ポンドの罰金支払いを命じられる

     ロイ殿下は、イギリスの無線電信法に違反しているとして、100ポンドの罰金を命じられた。

     これは同時の為替レートで10万円に相当し、消費者物価指数を考慮すると現在での約40万円である。

     その後、ロイ殿下は、海上要塞フォートラフスに降臨される。

  • 1967年9月2日
    シーランド公国の建国!

     1967年8月14日、海洋放送法が施行され、海上要塞からの放送が禁止された。

     そこで、9月2日、ベーツ殿下は海上要塞フォートラフスにてシーランド公国を建国なされた。こうして、ベーツ殿下は「シーランドの公、ロイ公殿下」(H.R.H. Prince Roy, The Prince of Sealand)を名乗るようになる。

     ベーツ殿下は「イギリス法は適用されない。なぜならここは外国だから。※」とおっしゃられた。

     ※・・・出典なし

  • 1968年
    ラジオ・キャロライン紛争※勃発

     海賊放送ラジオ・キャロラインが、シーランド公国の占拠に乗り出す。ロイ殿下は火炎瓶と拳銃で応戦。ラジオ・キャロライン紛争※が勃発する。

     ※・・・一般に通用する名称ではない

     イギリス沖での紛争発生の知らせを聞いたイギリス海軍が、シーランド公国領海を侵犯。ロイ殿下の息子マイケル公太子は、イギリス海軍に対して警告射撃。

     結果、ロイ殿下・マイケル公太子はイギリス海軍に逮捕される。

  • 1968年11月25日
    イギリス司法当局、シーランド公国がイギリスではないことを事実上認める

     イギリスは立ち退かせるために、二人を提訴。これに対し、裁判所はイギリス領海外であり、どの国も領有を宣言していないため、イギリス司法の管轄外だとした。

     こうして、主権国家としてのシーランド公国がイギリスに認められた。

  • 1978年
    アレクサンダー革命※

     西ドイツのアレクサンダー・アッヘンバッハは、ロイ殿下のカジノ計画にのり、シーランド公国首相に抜擢された。

     しかし、アレクサンダーはモーターボートやヘリコプターでシーランド公国を急襲。ロイ殿下を国外追放した。

    ※革命というより、クーデターの方が正しい。また、アレクサンダーはファーストネームであることに注意。

  • 1978年
    王政復古※

     ロイ殿下はイギリスに亡命し、20名の勇敢なる義勇兵を集め、シーランド公国を奪還した。この時、シーランド騎士団が創設された。

     アレクサンダーは反逆罪として投獄され、7万5千マルクの罰金が命じられた。

    ※公とは貴族の称号で、王ではない。

  • 1978年
    西ドイツ政府、シーランド公国對手あいてトス

     西ドイツ政府はアレクサンダーのためにイギリスに抗議したが、イギリスは1968年判決を理由に対処を拒否。仕方がないので、西ドイツ政府はロンドン大使館の外交官を派遣した。

     西ドイツという一等国に相手にされたことで、ロイ殿下はお慶びになり、アレクサンダーに恩赦を与えた。(要は許した。)

     なお、この後、アレクサンダーは西ドイツにシーランド公国亡命政府を樹立した。

  • 2006年
    首都壊滅

     シーランド公国の老朽化した発電機から火災が発生し、公国が半焼した。こうして、首都が一時壊滅した。

     これに対し、イギリスにいたロイ殿下は再びシーランド公国に舞い戻り、首都復興に尽力した。

  • 2007年
    ロイ殿下、売国奴になりかける

     ロイ殿下はシーランド公国を6500万ポンドで売却先を探した。

     著作権侵害で訴えられることになるパレードペイが名乗り挙げたが、ロイ殿下は拒否された。

  • 2012年
    国父ロイ殿下、崩御

     亡くなられた。マイケルが二代目となる。

  • 現在
    今のシーランド公国

     360度のオーシャンビューが楽しめる。国土は相変わらず、9m×23m。食料自給率は0%。発電機の振動で住環境は最悪。

     実在するネタ国家である。(名称は多少面白くしたが、事実関係は全て本当である。)

     なお、収入源は買えるシーランド公国貴族の称号である。シーランド公国公式オンラインショップはこちら→https://sealandgov.org/shop/ 日本人で一番有名なシーランド公国貴族は西川きよし卿。なお、見ればわかるが、ドメインが政府を示す「.gov」「.go」ではなく、「.org」であるところが面白い。

国家ってなんなんだろうね?って思った人は、「モンテビデオ条約の第一条(国家の要件)」で検索しよう。

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