消費とは?経済学的にわかりやすく解説!

経済学用語
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 消費とは、一般的には「何かを買うこと」を言います。

 ケーキを買うこと、スマホを買うこと、テレビを買うことなどはすべて消費です。

 この記事では、経済学における消費を

意味

重要性

消費はどう決まるか(ミクロ・マクロ)

について解説します。

1、消費とはなにか

(1)消費の定義

 消費とはなんでしょうか。

 消費とは、欲求を満たすために財・サービスを利用することです。

 ですので、好きな推しのグッズを揃えたり、美味しいものを食べることはすべて消費となります。

 同じ購入であっても、消費と投資は異なります。消費はそれ自体が目的ですが、投資は生産のための機械や建物を増やすことをいいます。

 投資されたモノが消費財を作り出すので、消費とは経済活動の最終終着点ともいえます。

(2)消費の重要性

 消費は欲求を満たす行為という定義より、消費と幸せは直接的に結びつきます。

 欲求が満たされることは単純に言えば幸せなことといえるからです。 

 こうして消費を幸せの指標とみなせるので重要な研究テーマとなるのです。

2、消費はどう決まるか

(1)ミクロ経済学での考え方

 それでは個人の消費はどのように決定されるのかについて考えます。

 個人個人に注目するミクロ経済学では、2つの考え方あります。

 一つ目は、「今ある予算の中で、一番満足の高いものを買う」という考え方です。

 500円おこづかいを握りしめた男の子が駄菓子屋でなにを買うかを選ぶときには、この考え方を使っているでしょう。

 二つ目は、「満足度が同じなら、一番安いものを買う」という考え方です。

 気に入ったテレビを実店舗で見つけても、買うはいちど控えてネットで一番安いものを買うときには、この考え方を使っています。

 ちなみに、一つ目は、「予算制約下での効用最大化」、二つ目は「効用水準下での費用最小化」と言われています。

 よく経済学は合理的な人間を想定すると言います。

 そのときに想定しているのは実は上の二つなのです。

(2)マクロ経済学での考え方

 つぎに視野を広げて、社会の消費がどのように決定されるのかを考えてみましょう。

 マクロ経済学における2つの大きな理論をご紹介します。

 一つ目の理論はケインズの理論です。

 ケインズは所得がゼロでも必要な基礎消費に、所得に応じて増えていく消費が追加されると考えました。

 これは短期的には結構当てはまるとされています。

 実際に大学生もバイトしていなくても、ある程度は生活費・サークル費・飲み会代で消えていきます。

 しかし、バイトをメチャメチャしている人は、それに加えて海外旅行やスキー旅行などで散財します。

 二つ目の理論はクズネッツの理論です。

 クズネッツは所得に応じて消費は増えていくと考えました。

 これは長期的には結構当てはまるとされています。

 経済統計からは、所得の9割が消費に回され、1割が貯蓄に回されるとわかっています。

 マクロ経済学には、他にも消費理論はありますが、それはケインズとクズネッツの理論を統一的に説明しようという試みです。

 よって、基本的にはこの二つの理論を押さえておくことが重要でしょう。