【TENETテネット】ニールの最後・死亡の経緯は?11枚の画像で考察

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 「てれすこーぷ。」管理人のしまうまです。今回は、クリストファー・ノーラン監督のテネットのある謎について考察をします。

 それは、ニールは最後にどうなったのか?死亡したのか? 

 という謎です。

 その中で、赤い紐の男とニールの関係はなにか?そもそも最後の戦闘の意味はなんだったのか?についても考察します。

 解説用の画像を11枚用意したので、わかりやすい図解になっているとおもいます。

1、スタルフスク12の作戦の意味

 まずですが、最後に戦闘が起きた廃墟都市は、旧ソ連時代の事故により地図から消されたスタルフスク12と呼ばれる町です。敵のリーダーであるセイターの故郷でもあります。

 セイターはここで「アルゴリズム」を完成させようとしていました。

 アルゴリズムとは時間逆行装置の超高機能のバージョンで、世界全体の時間を逆行させることができます。この時、世界は滅びます。膵臓ガンで死ぬ間際のセイターですが、未来人との契約により自分の死ともに世界を道連れしようとしています。

 主人公たちは、セイターの部下がアルゴリズムの完成をさせることを防ごうと考えています。これがスタルフスク12の戦いの戦略目標です。 

2、観客・主人公目線

 まず映画の流れに沿って、何が起こったのかについて整理します。映画では、順行する主人公と観客は同じように観ますから、これは主人公と同じ時間の進み方です。

(1)ドアの向こうに倒れる赤い紐の人間

 スタルフスク12のアルゴリズムの完成予定地に主人公の味方は急ぎました。しかし、鉄格子の扉が閉まっており、敵がアルゴリズムを完成させようとするのをとめることはできません。

 なお、この時生きている3人は順行人間です。 

 この際に主人公は赤い紐をつけた人間が倒れていることに気が付きます。

(2)生き返る逆行人間

 敵は脅威を完全に排除するために、主人公たちにむけて発砲します。しかし、不思議なことに敵の銃弾は急に起き上がってきた謎の逆行人間にあたります。

 敵が驚いている隙に、逆行人間は扉の鍵を開けます。 



(3)アルゴリズム奪還

 そして主人公は戦闘に勝利しアルゴリズムを奪還します。

 爆発の寸前ですが、上からロープがおりてきます。主人公と味方はこれにつかまり、穴の中から脱出します。

(4)スタルフスク12爆発とニールとの再会

 こうして、主人公の味方は間一髪でスタルク12の爆発から助かります。このときも引き上げたのは車に乗っていたニール(順行)でした。

 ここで主人公はニールの脇に赤い紐がついているのに気がつきます。そして、ニールは意味深な別れを告げます。

(5)最後のシーンの意味は?

 ここで観客は「ニールが死ぬっぽいことはわかったけど、どうして?」というようなハテナマークが浮かびます。

 そして、映画がおわったあとで「え?わかった?」「おもしろかったけどわからんかった笑」という会話を友達とするわけです。

 ここでは、ニール目線で映画の続きをみていきます。

3、ニール目線の映画の続き

(1)主人公との再会

 主人公をスタルフスク12の爆発から助けたニールは「過去の彼らの援護をしなくてはいけない」と、地下にある逆行装置にむかいます。 

(2)逆行人間となったニール

 逆行装置にはいったニールは逆行人間となってでてきました。ここでニール目線では世界は未来から過去に向かって流れていくようになります。

(3)戦闘が終わった頃に遭遇

 ニール目線ではすべて逆に起きています。ですので、主人公(順行)目線でアルゴリズム獲得したことは、ニール(逆行)にとってはアルゴリズムを手放すことです。

 同じ様に考えると、敵が這い上がってくるように見えるはずです。

(4)ドアを閉めなくてはいけない

 ニールはドアの存在に気がつきます。ドアが閉まっているとアルゴリズムのもとに主人公は近づけません。

 さらに、直前に主人公が入るために使った入り口が爆破されていますから、主人公が助かるには穴の上からニールが引き上げければいけません。そのためにも、このドアを「主人公目線で開けなくてはいけません」。これは「ニール目線で閉めなくてはいけない」ことを意味します

(5)ニールは鍵を閉める

 ニールは、主人公たちがドアの向こう側に行ったのを確認するまで、ドア横で待機します。そして彼らがドアの向こう側に行ったのを確認してから鍵を閉めます

(6)ニール死亡シーン

 しかし、ニールは近づいてきた敵が発砲した(見た目)逆行弾で死亡します。この「ニール(逆行)が倒れる」ことは、主人公・観客(順行)にとっては「ニールが起き上がる」ようにみえます。

 ですので、赤い紐の人間が起き上がったシーンは実はニールが死亡したシーンだったのです。

4、おわりに すべてを知っていた主人公

 聡明な主人公は赤い紐の人間がニールだったと気づいた時点で、ニールがいまから死ぬことに気がつきます。

 しかし、ニールを止めきることはできません。なぜなら、ドアを開けるニールの存在がアルゴリズム奪還という戦略目標を達成することに不可欠だからです。

 主人公は確実な死が訪れるニールを複雑な面持ちで見送ります。これがテネットのスタルフスク12戦闘の最後のシーンの意味です。