限界費用 / 限界費用曲線

経済学用語

 限界費用(marginal cost)とは、

  • 具体的なイメージ:1単位増産したときに新しくかかる追加的な費用
  • 正確な定義:微小1単位増産したときに新しくかかる費用

である。

定義について

 前者の定義は初学者にわかりやすいため、当ブログではこちらで説明することが多い。

 ただ、後者の定義は数学的処理が容易なため、理論経済学ではこちらで説明されている。

 ちなみに「商品生産の最小単位は、1単位やろ。微小1単位ってなんやねん。0.00001個ってどうやって生産するねん」とか言ってはいけない。

 理由は思考がややこしくなるからだ。

導出方法

 総費用関数を生産量で微分したものと等しい。

基本的な性質 〜限界費用逓増の法則〜

 生産性がだんだん低下するので、1単位増産するのに投入する生産要素はだんだん増えていく。

 すると当然、生産要素への支払い=費用は加速的に増えていく。

 これが限界費用逓増の法則である。

 基本的にはこれが成り立つと考えて、経済学は成り立っている。

限界費用逓減の場合

 ただし、ある程度の生産規模になるまでは、むしろ生産量を増やすと生産性が上がっていく。

 例えば、週1しか仕事しない場合と週3で仕事する場合、週3で仕事する人の方が生産性が高いので限界費用は安くなる。

 その場合、限界費用は次のグラフの左部分になる。

 ただ、注意してほしいのは、やがて生産性は下がり限界費用逓増のフェーズに入る。

 したがって、限界費用逓減を想定する場合でも、上のようにU字型の限界費用曲線になる。