限界生産性逓減の法則(Law of Diminishing Marginal Productivity)とは、生産要素が多くなると徐々に生産性が下がっていくことである。
たとえば、
【すでにパソコン1台持ってる中でプラス1台で伸びる生産性】は
【パソコンを持ってない状態でプラス1台で伸びる生産性】より少ない。
この生産性の低下をグラフにすると、下図のようになる。
資本Kを増やして伸びる生産量が右に行くほど少なくなっている。

なお、伸び率が下がっていることは、生産関数を用いて数学的には次のように表せる。
これは上図で接線の傾き(=f'(K))が、どんどん小さくなっている(=f”(K)<0)ことからもわかる。

「なにをくだらないことを」と思われるかもしれないが、企業の利潤最大化行動、経済成長を考察する上で非常に重要な役割を果たす。