逆淘汰(逆選択)

経済学用語

 逆淘汰(adverse selection)とは、

  • 契約前の
  • 情報の非対称性が原因で
  • 契約に非効率性が生じ
  • 最終的に市場で流通するものが高品質から低品質になる

現象のことである。

 シグナリング理論が有名な研究分野。

逆淘汰の具体例

 自動車保険市場で極端な例を考えてみよう。

  • 保険会社:保険を供給。客のリスクについて無知
  • 客:保険を需要。自身のリスクについて熟知

で、保険会社は一律で保険料を設定すると考えてみよう。

 社会の平均で保険料を一律設定

→「私は事故を起こさないのでこの保険は割高」と優良運転者が市場から退出

→保険契約者の事故率が増加するので、保険料が値上がりする

→「私は事故をあまり起こさないのでこの保険は割高」準優良運転者が市場から退出

→・・・

→悪質運転者しかいなくなり、保険市場が崩壊