機会費用

 機会費用(Opportunity cost)とは、ある選択Aする上で、「他の選択B~Zをすれば得られた最大の利益(正常利潤)」を費用と捉える考え方である。

例:遊園地に行く隠れた費用

 次のような例があげられる。

  • 選択肢A:1万円の遊園地に行く(マイナス1万円)
  • 選択肢B:8千円のバイトに行く(プラス8千円)

 選択肢Aを選んだとすると、会計上の費用は1万円である。

 しかし、同時に、選択肢Bのプラス8千円を逃してしまったわけだから、機会費用は8千円になる。

経済学上の費用

 経済学では

  • 経済学上の費用
  • =会計上の費用+機会費用
  • =1万円+8千円
  • =1.8万円

のように考える。

 収入ー経済学上の費用を、利潤という。

なぜ超売れっ子有名人は高額の公演依頼を断るのか?

 数十万円の講演を依頼された有名人を考えよう。

  • 利益20万円=講演料25万円ー会計上の費用5万円

の依頼である。

 当然、受けるべきに思える。

 しかしこの方はめちゃめちゃ稼いでおり、講演の時間にライブ配信をすれば30万円儲かるとしよう。

 そのとき

  • 利潤マイナス10万円=講演料25万円ー会計上の費用5万円ー機会費用30万円

である。

 利潤はマイナスだから、この人は講演を引き受けない方が合理的である。

機会損失との違い

 似た用語に、機会損失がある。

 こちらは「選択をしなかったために失った利益」である。

 「選択をしたために失った利益」の機会費用とは異なる概念である。

 先程の例である

  • 選択肢A:1万円の遊園地に行く(マイナス1万円)
  • 選択肢B:8千円のバイトに行く(プラス8千円)

のうち

  • 機会費用:選択肢A視点で「プラス8千円」をみた
  • 機会損失:選択肢B視点で「プラス8千円」をみた

と言える。

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