金銭的外部性

経済学用語

 金銭的外部性(pecuniary externality)とは、経済活動が市場を通じて間接的に第三者に与える影響をいう。

 ここでの第三者とは、便益を受けるのに費用を負担しなかったり、被害を受けているのに補償されていない経済主体を意味している。

  • 経済活動→市場を通じて第三者に影響

の順番。

技術的外部性との違い

 すでに、便益は最大化されている点(厚生経済学の第一基本定理)で技術的外部性と異なる。

 適切な便益分配(補償)がなされず、公平性が保てていないことに問題点がある。

経済学での扱い

 自由競争に対する世の中の批判の多くは金銭的外部性を取り上げているように思う。

 便益の分配は最適解が導けず、試験にしづらいので、あまり取り上げられない。

正の外部性の具体例

 正の外部性の具体例には、次のようなものがある。

  • 中国経済の発展→日本の観光業が儲かる
  • 工場誘致→地元の飲み屋が儲かる

負の外部性の具体例

 負の外部性の具体例には、次のようなものがある。

  • 富裕層のリゾート化→物価上昇による地元住民の生活費増大
  • 大型スーパーの出店→従来の商店街が閉店