公共財

経済学用語

 公共財(public good)とは、非競合性非排除性をもつ財のこと。

 市場取引が困難で「市場の失敗」が発生するため、政府の介入かコミュニティーでの管理が必要とされる。

  • 非競合性=誰かが消費しても量が減らない(=限界費用なし)
  • 非排除性=特定の誰かを排除することはできない(=所有権の移転難しい)

 例えば、外交・国防・治安・景観などがそれにあたる。

 一方で、非競合性非排除性のどちらか一方のみかけている場合、準公共財とされる。

 準公共財には次のようなものがある。

  • クラブ財(非競合性、排除性):映画、有料公園、衛星放送、図書館
  • コモンプール財(競合性、非排除性):漁業資源、木材、石炭、水資源

 なお、一般にいわれる「公共性が高く政府などによって供給される財」は、メリット財と解釈される。

 医療・介護・義務教育などがこれにあたるが、競合性・排除性があるため市場の中で民間が適切に供給できる。