生産者余剰

経済学用語

 生産者余剰とは、市場取引から企業が得る便益である。利潤と固定費用を含む。

  • 生産者余剰={取引価格ー限界費用}の合計

 図の赤の三角形が生産者余剰。

 なぜ赤が生産者余剰になるのか?

限界費用の合計

 例えば、5個生産した場合の限界費用の合計は、赤の面積になる。

可変費用と固定費用について

 ただし、限界費用の合計は、可変費用である。

  • 費用=可変費用(個数によって変わる費用)+固定費用(個数によって変わらない費用)

があるが、追加的な費用である限界費用は、可変費用しか反映されないからである。

収入について

 また、5個生産して売ったときの収入はムラサキの面積で表せる。

 なお、完全競争市場では、市場価格で売れば必ず売れると仮定している。

生産者余剰の図示

 したがって、

  • 生産による収入ー生産による(可変)費用

は図形的には黄色の三角形になる。

 これは生産者余剰と呼ばれ、利潤+固定費用の合計となる。

 固定費用は不変なので、利潤最大化は生産余剰の最大化と対応している。