ソロー=スワン・モデル

経済学用語

 ソロー=スワン・モデル(Solow–Swan model)(通称:ソロー・モデル)とは、経済成長がどのように決まるのかに関する「長期」のマクロ経済学理論である。

 1956年にソローとスワンそれぞれの独自研究によって築かれた。なお、ソローは1987年にノーベル経済学賞を受賞している。

 ソロー・モデルの重要な結論は、国全体の経済規模には安定的な均衡点が存在すること。これを定常状態と言う。(→「ソロー・モデルの定常状態」)

 また、貯蓄率と資本減耗率が変わらないとすると、国全体の経済成長は人口成長技術進歩によっておきるというのは重要な結論である。

 また、それぞれの変数は定常状態に対して次のような影響を及ぼす。

変数増加が一人当たりGDPに及ぼす影響理由
貯蓄率プラス投資が増えるから
資本減耗率マイナス資本が減るから
人口増加率マイナス一人当たりの資本が減るから
技術進歩率プラス生産性が増えるから

 また、ソロー・モデルでは次のことが仮定されている。

  • 長期」の経済学:GDPは供給側によって決まる
  • 閉鎖経済:貿易はしない
  • 資本限界生産性逓減:たくさん資本がある状態で、資本を1つ増やしても前ほどは生産量は増えない
  • 貯蓄率一定:所得のうちどのくらいを貯蓄に回すかの割合は、年収100万円の人も1億円の人も同じ