経済学でいう短期

経済学用語

 経済学において短期(short run)とは、社会が調整しきれていない状態をいう。

ミクロ経済学での用法

 ミクロ経済学における短期とは、企業は利潤最大化のために資本を変えることができない状態である。労働のみ調整ができる。

 この状況では今ある工場を使うしかなく、撤退も増設もできないと考える。

マクロ経済学での用法

 マクロ経済学における短期とは、価格が硬直的で需要供給が一致しない状態である。

 ここでは市場メカニズムが働かない。

 これはケインズの立場であり、財政政策や金融政策が重要になってくるとされる。

 なお、ケインズは、価格によって需要と供給が一致する「長期」を次のように揶揄した。

「人は皆、長期的には死んでいる。」

ケインズ