市場経済の奇跡

 思考の世界では物質的豊かさが軽視される傾向にあります。

 その世界では命、平和、大切な人、生きがい、真理、倫理的正しさ、美しさが至高の存在と考えられ、それ以外の身の回りのものには大した価値がないと考えられるのです。

天才も鉛筆を作れない

 けれども、実際のところ、どんな知的な天才でも1本の鉛筆すら満足に作れないのです。一人では、紙に滑らかに付く黒鉛の芯、真っ直ぐな細い木、指をササクレから守る綺麗な塗料を、再現することはできません。過去から現在に至るまで数千、数万の人々の協力があって、1本の鉛筆ができているからです。

研究蓄積に敬意を払い、数千数万人の手を借りる

 逆に言えば、小学生でも持っている50円は、実は大変な価値との交換に使えるのです。我々が鉛筆1本に払う50円は、先人が積み上げた研究蓄積に敬意を払い、数千数万の人々の手を借りることを意味するのです。

 安く手に入れられることは、モノの価値の低さを意味しません。むしろ、社会が非常に効率的に機能していることを意味します。

市場経済

 現代社会では、指導者なくして、万人が協力し合い、豊かさが築かれています。このシステムを、我々は「市場経済」と呼びます。

※フリードマン(1980)“Free to choose”を真似ました

コメント欄 お気軽にコメントをお寄せください!

タイトルとURLをコピーしました