「効用最大化」からの出発

「何が幸せか?」

 特定者の立場で、具体的に、幸せの形を描くことは簡単です。

 しかし、幸せの形は人それぞれです。

 万人の幸せを議論する出発点となる概念はないのでしょうか。

要約

 経済学では、効用最大化という人間行動モデルを考えます。これは万人が議論の出発点にできる概念です。

効用最大化

 経済学では、効用最大化として意思決定を捉えます。しまうまは効用最大化という考え方が好きです。なぜなら、いろんな人が自分勝手にお気持ち表明している人生観を、シンプルに統合することができるからです。

 具体的には、次で表現できます。

$$\max_{X} U(X)$$

 これの言わんとするところは単純です。Xは、考えられるすべての選択肢です。次に、

$$U(X)$$

はその選択肢Xを入力すると、効用Utility(≒満足度)が出力される効用関数U(X)です。最後に、

$$\max_{X} ◯$$

は◯を最大化(=max)にする選択肢Xを選ぶことを意味します。

 こうして、効用最大化は

$$\max_{X} U(X)$$

と簡潔明瞭に記せます。これが経済学の考える人間行動の原理です。

科学としての不完全性

 もちろん、批判もあります。人間が効用最大化しているという自然科学的な根拠はありません。人は分子の集合で、無数の細胞で出来ていて、その結果として効用最大化するかどうかは怪しいところです。

最もよい幸せのあり方を考える

 けれども、人は意思決定の最小単位です。自分や大切な人を起点に物事を考えるとき、効用最大化は出発点になります。なぜなら、効用最大化を考えることは、その人にとって最も良い「幸せ」のあり方Xを考えることと同義だからです。

コメント欄 お気軽にコメントをお寄せください!

タイトルとURLをコピーしました