2019年の資産格差

 世界と日本における富の偏在に関する統計です。データは2019年で、長者番付にも触れました。

しまうま

東大生/ 欲しいものは大局観。目指すは全体最適。|経済学の考え方が好きです。

1、世界における富の偏在

 世界における富の分布(2019年)です。特徴はトップ1%が莫大な富をもち、下位50%が雀の涙の富しかもっていない点です。

  • トップ1%が、世界の富43.4%を保有
  • トップ12.4%が、世界の富83.4%を保有
  • 下位半分は、世界の富の1%程度しか保有していない

※ここでの富=金融資産+非金融資産(主に住宅)ー債務(詳しくは下記レポート11ページ)

データ

※クレディ・スイス(Credit Suisse):スイスの銀行

2、日本における富の偏在

 日本における格差(2019年)です。日本には大きな格差がありますが、世界ほど激烈なものではありません。また、日本全体が世界的には富裕層側で、公平性を達成するという理念通りに再分配するなら多くの国民は途上国に資産を譲渡しなくてはいけません

  • トップ0.2%が日本の富の6.2%を保有
  • トップ2.5%が日本の富の21.4%を保有
  • トップ22%が日本の富の57.8%を保有
  • (世界ではトップ12.4%の富裕層が、世界の富83.4%を保有)
  • 下位78%が日本の富の42%を保有

※ここでの富=金融資産ー負債=純金融資産

データ

3、2019年世界トップ5

  1. ジェフ・ベゾス(アマゾン、米国)1120億ドル=11.87兆円
  2. ビル・ゲイツ(マイクロソフト、米国)900億ドル=9.54兆円
  3. ウォーレン・バフェット(バークシャー・ハサウェイ、米国)840億ドル=8.9兆円
  4. ベルナール・アルノー(ルイ・ヴィトン、フランス)720億ドル=7.63兆円
  5. マーク・ザッカーバーグ(フェイスブック、米国)710億ドル=7.53兆円

(2019年のフォーブス世界長者番付、1ドル=106円換算)

(敬称略)

4、2019年日本トップ5

  1. 柳井正(ユニクロ)249億ドル=2.63兆円
  2. 孫正義(ソフトバンク)240億ドル=2.54兆円
  3. 滝崎武光(キーエンス)186億ドル=1.97兆円
  4. 佐治信忠(サントリー)108億ドル=1.14兆円
  5. 三木谷浩史(楽天)60億ドル=451億円

(2019年のフォーブス日本長者番付、1ドル=106円換算)

(敬称略)

5、公平性

 経済学によると市場経済は効率性をもたらしますが、必ずしも公平性をもたらしません。

 注視すべき論点です。

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