仮説検定の論理は、背理法との間に共通点と相違点を抱えている。両者の手順を比較すると、次の通りだ。
第一に、論理構造が共通している。仮説検定も背理法も、排反な2つの仮説を立てた上で、片方を否定してもう片方を肯定する。第二に、否定する方法が異なる。背理法は、100%あり得ないという「矛盾」で否定する。一方で、仮説検定は、ほぼあり得ないという「P値≦有意水準」で否定する。
以上より「仮説検定は、確率を用いた背理法である」「背理法は、有意水準0%の仮説検定である」と説明できる。
仮説検定の論理は、背理法との間に共通点と相違点を抱えている。両者の手順を比較すると、次の通りだ。
第一に、論理構造が共通している。仮説検定も背理法も、排反な2つの仮説を立てた上で、片方を否定してもう片方を肯定する。第二に、否定する方法が異なる。背理法は、100%あり得ないという「矛盾」で否定する。一方で、仮説検定は、ほぼあり得ないという「P値≦有意水準」で否定する。
以上より「仮説検定は、確率を用いた背理法である」「背理法は、有意水準0%の仮説検定である」と説明できる。